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    2012年10月04日23:54
    カテゴリー:スタッフ採用・育成ノウハウ

    今日は大阪の歯科医院にコンサルティングで伺った後、ある企業に伺って歯科医院経営の相談に乗りました。


    スタッフさんと一体化できている院長のポイントを一つ教えてくださいと言われたら、「スタッフとの信頼関係ができていることです。」と申し上げます。


    信頼関係ができていれば、極端な話、何をお願いしても、進んでやってくれます。


    反対に信頼関係ができていなければ、どんなに良いことを言っても、前向きに取り組んでくれません。


    この話を言い換えれば「何を言うかではなく誰が言うのか」、ということが大事だということです。


    話の内容ではなく、話をする人物だということです。


    では信頼関係を築くにはどのようなことがポイントなのでしょうか。


    私のお付き合い先のT院長は最高に信頼関係をもたれている先生だと思うのですが、このような話をされまして、参考になると思いますので書きます。


    「僕は自分が今からこの言葉を発したら、スタッフはどう感じるのか、それを考えながら発言しているんですよ。

    何かを伝えたい場合、どういう順番で話を進めたら、その気になるか、それを考えるんです。」


    「例えば、ある材料を僕から見て必要以上に使っているので、無駄遣いしないでほしいことを伝えたいとしますよね。

    これは院長にとってみると当たり前のことですよね。

    でもスタッフに取ってみると、別に無駄遣いしているつもりは無いんですよ。普通に使っているだけなんです。

    そこで無駄遣いするなといわれると、院長はケチだと思われるわけです。

    信頼関係は終わりです。

    じゃあ、どうするか、まず僕は、この材料の患者に必要な量を定めます。基準を作るわけです。

    それでも院長はケチだと思われるでしょう。

    そこで、僕は皆に、例えば、グローブは必ず、患者一人一人替えるように必ずしなさい、というようにするんです。

    自分が患者だったら絶対かえてほしいだろうと。しかし、この材料は必要な量はこれでできるだろうと。

    必要な投資と、経費の考え方を伝えるわけです。

    必要なものはガンガン使えと、反対に無駄はするな、ということです。

    実際、使い捨てにすると明らかにゴミは増えたし、お金もかかりました。

    院長は必要なところにはふんだんにお金を使って、必要の無いところには、節約をするんだ、という首尾一貫した姿勢を見せるということに気を使っています。」


    「例えば、スタッフに掃除を徹底してほしいとしますよね。

    汚れているところとか。

    ここ汚れているから掃除しといてくれといいますよね。

    でも院長室に荷物が山積みだったら、スタッフはどう思いますか?

    言ってることとやっていることが違うじゃないかと心の中で思いますよね。

    だから院長室は一番きれいにしてからじゃないと言ってはいけないんですよ。


    僕らは錯覚しているんです。

    スタッフに言ったらやってくれる、指示に従ってくれると思い込んでいるんですよ。

    その認識を改められるかどうかが、信頼を得られるかどうかの分かれ目だと僕は思っているんですね。」


    このような話だったのですが、なぜこの医院が一体化できているのかを納得しました。

    心に残った話だったので、紹介させていただきました

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