【歯科】セミナーに参加してもらった内容を現場で活かすには?

2010年08月05日 (木)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

 
こんにちは。 船井総合研究所  歯科 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
今日は弊社大阪事務所 で「医療スタッフ勉強会」という4回連続勉強会の
最終回でした。
医療スタッフ勉強会という名のとおり、歯科、医科の現場スタッフの方々の
その中でも特にリーダー育成を目的とした勉強会です。
今日のテーマは「クレーム対応」という内容でした。
このような勉強会を行うと感じることがあるのですが、参加いただくスタッフさんは
みな真面目で、真剣に仕事に取り組もう、取り組みたいという方が多いのです。
もちろん、参加することで新たな知識を得ることも目的なのですが、普段と違った
環境の中で勉強する、あるいは他院のスタッフとの交流を通じてモチベーションが
向上するということも大きな目的のひとつでしょう。
問題はこのような勉強会に参加してもらった後、自院に戻り、日々の診療の中で
そのモチベーションを保ち続けられるような院長との信頼関係を

築けているかということが重要になります。
大事なのが院長との関係性です。
いくらやる気になって帰ってきても、関係性が悪ければ、


その研修の効果は発揮できないでしょう。


では、どのようにすれば、よい関係が築けるのか。
それは、「スタッフが何を考えているかを院長が知ること」に尽きます。
何を考えて仕事しているのか、医院に対して何をどう考えているのか、
これを知ることです。
知っていれば、院長はどのような対処方法も取れるのです。
例えば、「最近、患者の待ち時間が長くなる傾向にあり、
受付で文句を言われるケースが増えているため、何とかしたい」
ということがそのスタッフさんの課題認識だということがわかっていれば、
それについて一緒に解決策を考えようという対策が取れます。
これがよい関係性を築く第一歩です。
この積み重ねが強い信頼関係を作り出します。
また、この信頼関係を築くためには、労働環境も大切です。
労働環境の一つとして、雇用条件や、規則が明確になっているか、
ということも重要です。
それは、特別優遇された雇用条件である必要はないと思います。
雇用条件を採用時に明確に伝えておくことが、
安心して働ける環境作りにつながるのです。
なぜ、このようなことを言うのかと申しますと口頭で伝えられた雇用条件
であるばかりに、モチベーションを落とした能力の高いスタッフさんを
私は多く見てきたからです。
 

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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