会員化による囲い込み戦略

2011年01月29日 (土)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆さん、こんにちは。

船井総研 メディカルグループ 歯科コンサルタントチーム。


昨日、旭川から東京に戻り、本日は東京で、札幌のクライアント様のご支援をしました。


氷点下10℃~20℃の極寒と戦ってきました。


そんな寒い中でも、ドクター、スタッフ、みんな元気に働いております。


さて、今日は「会員化による囲い込み戦略」についてお話しましょう。


ここ近年で、キッズクラブなどの会員組織を設置している歯科医院が増えているようです。


しかし、趣旨、目的を持って、取り組んでいるところは残念ながらあまりないようです。


先生方にお伺いすると、

「何となく他院がやっているからうちも・・・」

「クラブはあるけど、ほとんど会員はいないよ」

などという回答が多いです。


何事にも、ストーリーがなくてはだめです!


たとえば、


ターゲットがうちは子供

子供をもっと集めていきたい

でも、なかなか定着しない

そうだ!キッズクラブを作ろう

会員を増やさなくてはならないから、無料にしよう

まずは目標会員数100名だ!


実はこれでも弱いです。


なぜなら、目的が、医院の収益を上げるためだからです。


もちろん、結果的に収益が上がるのはいいことなのですが、

不思議なもので、先生が思っている趣旨・目的は、患者さんに伝わるんですよね。


ですので、


自分の理念は、「通院している患者さんの口腔内を健康な状態で保ちたい」

でも、なかなか現実は、口腔内がひどい患者が多い

いつまで経っても、自分の理念が達成できない

そうだ、まだ傷が浅い子供を、育てよう

でも、子供は歯が痛くなったら、病院にこなくなるからな

そうだ、楽しく通ってもらう方法を考えよう

キッズクラブだ!

まずは100人の会員数を目指そう

そしたら、少しは理念に近づけるかも


この流れです。


当たり前のようで、なかなかできていないものです。


新たな取り組みをはじめるときは、

・ストーリー性はあるか

・本当に患者さんにとってよいことであるのか


この2点を考える癖付けをつけてください。

お読みいただいてありがとうございました。



◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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