歯科医院経営ブログ・インプラント減時代の経営戦略

2013年09月12日 (木)

コラムテーマ:
保険診療 (増患  集患)

本日は東京都内の医院さんでの院長コンサルティングでした。


インプラント減傾向が明らかになってから数年がたつと思いますが、医院をどのような方向性に進めていくべきか、各院長先生と一緒に考える機会が増えています。


その中で、最近一つの傾向を感じています。


それは、改めて、予防主体の医院経営を行いたい、とおっしゃられる方が増えてきているということです。


予防主体とはすなわち、定期健診の患者さんを増やしたい、ということです。


予防の強化は私が歯科医院のコンサルティングに携わるようになった10年前からの大きなテーマだったように思いますが、おおざっぱに言えば、インプラントの高収益の前に一旦、落ち着いていたように思います。


それが、今、多くの院長先生が本気で取り組みをしたいという相談をいただくことが多いです。


経営的な側面は横において、予防を強化することは患者メリットと医院メリットを両立することは明らかです。


私はリコールを本格的取り組みたいという方に、普段、全レセプト枚数の最低30%をリコール患者さんのレセプト枚数にすることをまず目標にしましょう、とお伝えしています。



例えば、月間レセプト枚数が500枚なら、150枚は予防患者さんにしましょうということです。


実際、殆どの顧問先では、30%をクリアし、最も高い顧問先は全レセプト枚数の50%に達している医院もあります。


この医院さんは明らかに経営基盤が安定しています。


何より、患者さんとの信頼関係が強固ですから、紹介患者数も安定し、新患数も安定するという明らかな好循環体制に入っています。


経営のセオリーから見ても、人口減少時代の成功モデルはいかに固定患者・リピート患者を持っているかということです。


今後もこの傾向は続くと思っています。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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