歯科医院経営ブログ・今後の矯正歯科の方向性

2012年08月30日 (木)

コラムテーマ:
時流予測

今日は徳島でコンサルティングでした。


矯正歯科治療はこの10年くらいに大きく変化したと思います。


具体的にいうと、矯正専門医の分野に一般歯科が大きく参入し、そして、それがややおさまった・・・という状況でしょうか。


具体的に言えば、矯正歯科治療に一般歯科が参入することで、矯正専門医への一般歯科からの患者紹介数は特に都心部においては激減し、専門医院の患者はより難症例が中心になってきたことがあげられます。


一般歯科においても、矯正治療に取り組んでみたものの、専門的な領域が多いため、ちょtっと大変かな・・・ということで、少し引く方も出てこられ、本気で取り組む方が、より一生懸命取り組む・・、というような2つのパターンに分かれてきている、という気がします。


大きな流れとしては今後も、変わらないでしょう。


専門医は患者さんにより直接来院を促進するようなWEB戦略と患者満足度向上戦略・口コミ戦略が重要になり、一般歯科医院さんの矯正はより厳選された医院さんが一生懸命取り組むようになる。


こんな時に患者視点として大切なのは、矯正治療を行う医院としての特徴、すなわち、「当院でしか受けられない矯正治療」はこれです、ということをはっきりさせることにあります。


専門医であっても、診療圏内に複数存在する時代です。


当院は専門医であります、ではなく、専門医でハイクオリティの治療を提供することは前提の上で、例えばですが、裏側矯正は当院でしか受けられない技術があります、ということを言える医院さんが成長しています。



このような点を見つけ、集中して取り組んだ医院さんが伸びていくでしょう。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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