歯科医院経営ブログ・自費率を50%以上に伸ばすには新しい切り口が必要

2012年11月14日 (水)

コラムテーマ:
自費診療 (増患 集患)

現代の歯科医院では、自費診療を伸ばしていきたいと考えている方が多いです。


もちろん、経営のための自費ではなく、患者のための自費であることが前提です。


そのために、過去10年間の間、取り組まれてきたのが、初診カウンセリング、セカンドカウンセリング、自費カウンセリングというカウンセリングシステムの導入でした。


このような取組みをすることで、患者の持っていたニーズを実現することができ、結果的に自費が伸びた医院さんは多かったように思います。


カウンセリングの内容、精度にもよりますが、30%台から高い医院であれば40%台まで伸びるという結果が出ています。


現在では、このカウンセリングの精度をどのように上げていくか、という時代に入っています。


しかし、この精度を上げたとしても、そこから大きく伸ばすことは難しいようです。


ここから先の世界は自費を中心とした医院への転換が必要であり、全く違った領域になります。


60%~80%になるためには、全顎的な治療を受けられる方が月間1名~5名程度必要になります。

一人当たりの治療費は50万円~200万円までの治療費になります。


このような患者さんに来ていただけるような医院になることができるということが条件だと思います。


そのためには何が必要でしょうか?


私はまず「技術力」が必要と思います。


技術力とは単純に比較できるものではありませんから、言い換えれば、近隣エリアの中で、先生の医院でしか受けられない治療があるということだと解釈しています。


私の顧問先を見ますと、義歯、顎関節症、インプラント、矯正、歯周病といった分野の中で一点だけですが、そのような特徴的な診療分野をお持ちの方が結果として自費率50%~80%といった医院に転換していっているおられます。


自費中心型の医院にしていきたい方はどのような分野に注力していくかを定める必要があると思います。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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