【人財採用】採用活動を行う際のバランスを考える!

2016年07月06日 (水)

コラムテーマ:
マネジメント(採用 教育)

皆様、こんにちは。
船井総合研究所歯科チームの歯科コンサルタントチームが担当させていただきます。
 
今回は「採用活動を行う際の人件費のバランス」についてお送りいたします。
これから採用活動が本格化する時期に突入してまいります。
今から本腰を入れて採用活動を行っていくという方も少なくないと思います。
そこで、皆様、採用活動を開始する際に欲しい人財(職種)を獲得するためにあまり深く考えずなんとなく動かれてはおりませんか?
 
日々、歯科医院様へ採用コンサルティングの提案をしていると、よくご相談を受けます。
「現在日々の診療が忙しくて、医院全体の負担を軽減したいため、歯科衛生士を1名採用していきたい。」
こういったご相談を多く受けることがあります。
 
診療業務を軽減させる目的から歯科衛生士を獲得する考えは正しいです。
しかし、果たしてそれが本当に医院の経営を改善できるのかといったことについても深く考えていかなくてはなりません。
 
歯科衛生士を1名採用した場合に医院の人件費率はどうなるのか。
売上が1億円程度の医院であれば、適正人件費率は25%程度という指標がございます。
30%を超えてくると、人件費が経営を圧迫する大きな要因になってくる可能性が大きいと考えます。
 
そのため、歯科衛生士を採用できたとしても、業務負担は軽減できたかもいれないが、経営面では圧迫され医院の存続が危機に陥るということにもなりかねません。
採用活動をしていくうえでも、コストやリスクが伴います。
自院が今本当に人財採用活動をしなくてはならないのか。
財務状況、人員体制の再確認をしていく必要があります。
 
【財務状況】
財務状況は大きく二つ考えるべきことがあります。

  • 採用までにかかる費用

歯科衛生士一人採用するにあたって採用にかかるコスト(およそ30万程度)

  • 入社してからかかる費用

実際に採用した際にかかってくる人件費(基本給与、賞与、福利厚生費等)
 
 
【人員体制】
診療を最大限効率的に回せるような仕組みになっているか
チェア台数に対しての人員体制が確立されているか。
アポイントを的確に無駄がないように入れることができているか。
 
前述のように、採用活動を行う前には必ず採用が必要なのか、できる体制なのかを再認識したうえで良い人財と巡り会うための採用活動を行っていただけたらと考えております。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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