「歯科医院経営コンサルティングレポート」2015/1/26

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「歯科医院経営コンサルティングレポート〜船井流 1000院からの成功事例報告〜」
  2015/1/26号
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「2015年の歯科業界動向と対策」
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本日は歯科医院経営コンサルタントチーム松谷直樹が担当させていただきます。
本日は2015年本年の歯科業界の動向と対策を考えてみたいと思います。
1. 設備投資の活発化とその活用
私のご支援先では、「設備投資をしたい」という話が毎日コンサルティングの
テーマになります。
特に、マイクロスコープ、セレックに代表されるCAD/CAM、クラスBの滅菌設備、
CTレントゲンなどは毎日のように話になります。
全てではありませんが、実際に何らかの機器を購入することが殆どです。
今年もこの傾向は続き、多くの医院が上記のような機器を購入されることになると
思います。大切なのは、購入した機器をどのように使うか、実際に診療に活かすに
はどうしたらよいかということです。
例えば、マイクロスコープを活かし方は色々ありますが、一つは自費診療への取組
みが必要になるでしょう。
そうすると補綴カウンセリングシステムの見直しや根管治療の自費メニューを考え
るという行動が考えられます。また、セレック等を導入するのであれば、補綴のメ
ニュー組み、料金設定自体を再考するという必要がでてくるでしょう。
このように設備をどのように活かすかという視点を持つことが大切になってくると
思います。
2. 採用活動への注力と教育
この数年衛生士採用が難化しつつあります。
今までなら新卒衛生士が確実に採用できていた医院でも全く採用できなくなるとい
う傾向も見られます。
そもそもなぜ採用が大切なのかと申しますと歯科医院は何よりもそこで働く「人」
が大切な医療サービスだからです。
いくらよいハードを持っていても、医療技術やそこで働く人が良くなければ、患者
様の支持は得られないでしょう。私たちはよい人材に医院で働いてもらうためには、
もちろん教育も大切ですが、何よりも採用活動が大切だと考えています。もう少し
極端に言えば、採用の失敗は教育では取り戻せないことも多いです。
このことに気づいておられる医院様は既に採用活動の強化に取り組んでおられます。
採用活動の強化とは、歯科衛生士学校に送付する求人票をオリジナルのものを作っ
て目立つようにするということばかりではありません。
もっと本質的な部分の改善が必要な時代です。
具体的には
・労働条件の見直し
(本当に働きたい思えるような労働条件か。給与だけではなく、有給制度や産休・
育休制度等の整備。厚生年金等の福利厚生。)
・労働環境の見直し
(従業員が安心して働ける環境か。特に滅菌システムの整備は近年新卒衛生士の勤
務先選定に大きく影響を及ぼしている。)
・教育システムの見直し
(「見て覚えなさい型」からの脱却。具体的には教育カリキュラムの整備や教育、
学習する時間の確保。)
といった部分に取り組み始めています。
3.地域一番の自費診療メニューを持つ
既に数年前からこの傾向はありますが、地域オンリーワンの自費メニューを持って
いるかどうかが重要な時代に入ってきていると感じます。
私たちの顧問先では、例えば下記のようなメニューに注力し、結果を大きく出され
ています。
・49800円の低価格補綴メニューを取り入れ、従来の自費患者層に新しい自費患者層
を取り組むことに成功している例
・マウスピース矯正に取り組み、目立たない矯正を求める患者層に来院してもらって
いる例
・自費の義歯を強化し、既存の義歯では満足できない患者層を取り込んでいる例
・保険外の歯周病治療を取り入れ、歯周病治療の自費化だけではなく、その後の補綴
も自費を選択いただけるようになっている例
他にも色々とありますが、割愛します。
ポイントはこの診療内容であれば、絶対に当院で受診されるとよいですよ、という診
療メニューを持っている医院が大きく結果を出されています。
併せて必要なのがホームページの活用です。自費診療を真剣に考える方はしっかりと
情報を集めて選択するという行動をされます。
いかに医院の情報を探している方に届けられるかというウェブマーケティングの取り
組みは必須の時代になっています。
このような傾向が昨年頃から見受けられますが、2015年のこの流れがますます加速す
ることと思います。
【執筆者:松谷直樹】
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