「働き手不足の時代に生き残るためのマネジメントKPIを設定する!」

こんにちは。
船井総研 歯科チームの戸澤です。
私の専門テーマは「働き甲斐日本一の歯科医院創り」ですが、
この「働き甲斐」を達成したか否かは下記のKPIで私は設定しております。
【生産性KPI】
①ヒト1人あたりの年間生産性1800万円以上
②ユニット1台あたりの月間生産性250万円以上
【マネジメントKPI】
①正社員定着率95%以上
②新卒比率70%以上
③歯科医師&歯科衛生士比率70%以上
④正社員比率70%
特にこのKPIの中で全業種共通して、重要な視点は
・ヒト1人あたりの年間生産性1800万円以上
・正社員定着率95%以上
です。
このKPIの段階によって、採用を強化するべきであるのか、評価制度を導入するべきであるのか、
リニューアル時期であるのか、方針発表会や会議体系を見直すべきであるのか
といった優先順位が決まってきます。
私のご支援先の例ですが、
ユニット3台4名体制3000万円の歯科医院が
ユニット3台5名体制1億円の歯科医院にまで変革を遂げました。
ここまで変革をどのように遂げたのか、ご紹介させていただきます。
ポイントは、2点です。
①保険診療から高付加価値型診療(自由診療)への完全シフト
②1人あたり自由診療単価を下げるためのメニュー開発
です。
戦略的にこのような診療モデルを構築したとういよりも、実は理念経営を軸にし、
院長先生がやりたい診療を追及した結果、生産性が高まり、
患者様にとっても、スタッフにとっても、病院にとっても幸せとなる三方良しの経営が成り立ったということです。
幅広い患者対応型歯科医院からコンセプト型歯科医院にシフトし、
口腔ケアに価値を感じる患者様のニーズに答えられるようなメニュー作りを整えました。
通常、歯科医院の自由診療となるとインプラント、矯正治療などが頭に浮かびますが、
どうしてもこのようなメニューは高額な単価になるため、
「口腔ケアに価値を感じている」×「経済的余裕」
が必要です。
それですとどうしても対象患者が少ないことと安定した診療経営ができないため、
一般診療におけるメニュー開発を行い、経済的余裕がない患者様でも口腔ケアに価値を感じている方であれば、
受診できる環境を整えたことで、数多くの患者様に受けていただく流れが確立しました。
患者様にとって
スタッフにとって
医院にとって
理想は異なります。
この理想のバランスを考慮するためには、ヒト1人あたりの年間生産性を高めることが
大切です。
生産性が1000万円以下であったときはできなかったことが、今ではできる、還元できる内容が増えてきました。
例えば、こちらの医院さんであれば
マイクロスコープという拡大顕微鏡がありますが、
こちらは1台あたり約600万円する機材を全ユニットに導入することができました。
CTという3Dのレントゲンシステムも導入することができました。
このように、患者様が安全、安心、精密な治療を受けていただく環境が今では十分に整っております。
次にスタッフさんにも、還元できる環境が整ってきています。
やる気のあるスタッフさん、十分に貢献してくれたスタッフさんには、しっかりと昇給や賞与で還元できる評価制度もできました。
生産性が低いとどうしても、評価制度を入れても、頑張っている人を適正な評価をすることができません。
結果、患者様の質、スタッフの質が共に高まり、着実にコンセプト型歯科医院、そして理念経営の実現に近づいております。
皆様の成長を心から祈願しております。

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