未来への道筋をつくる‐歯科医院経営のツボ‐

2014年03月10日 (月)

コラムテーマ:
マネジメント(評価 モチベーション)

未来への道筋をつくる

グラフ 数字

取り組みの再徹底

1、2月は診療日数が少なく、
数字が他の月よりも落ち込みやすいので、
ご支援先の歯科医院様では新しい取り組みをするよりも、
①取り組みとしてやり切れていない
②スタッフ間で意識として薄れてきている
そのような「取り組みの再徹底」を図ることが多かったです。
 
新しい取り組みをやるにつれて、
以前の取り組みをおろそかにしては組織に定着しないので、
定期的に振り返りの時間を設けることは非常に重要なことだと思います。

続けた先にみえるもの

現在、開業3年目のご支援先がいるのですが、
院長先生とは、
「開業5年目に1億円を達成する」
というある程度長期的な目標を共有して取り組みを行なっています。
 
開業5年目で1億円を突破しようと考えると、
3年目、4年目で達成すべき数字目標がみえてきますし、
そのためにはチェアが何台必要で、
スタッフ数は何名体制でいくのかと、より具体的に落とし込むことが出来ます。
 
もうすぐこのご支援先ともお付き合いから1年になるので、
信頼関係も作れていると感じるのですが、
お付き合いの最初の段階では、
「本当に成果が上がるのか?」と半信半疑な気持ちがあったかと思います。
 
例えば、レセプト枚数を増やすためにも、
非常に地道な取り組みが必要ですし、
1ヶ月後に急に効果が出る訳でもないので、
モチベーションを維持するためには、
未来の姿をより具体的にイメージしていただき、
取り組みを続けられるかどうかが重要になってきます。
 
このご支援先では、
地道な取り組みもしっかりと行なっていただいているので、
2014年も右肩上がりで成長し続けています。

継続性がやっぱり大切

色々な院長先生とお話していると、
「やってみたけれど、成果がでなかった」ということもよくお聞きします。
 
ただ、成果が出なかった取り組みに関しては、
①やり方が間違っている場合
②成果が出る前に取り組みを辞めている場合
の大きく2つに分けられると思いますが、
②で失敗することの方が多いのではないでしょうか?
 
特にリコール率アップやキャンセル率の低下など、
急に効果が上がらない取り組みに関しては、
継続して続けられるかどうかが大切です。

本日のまとめ

取り組みを成功させるためには、
①なぜやるのか【目的】
②どのようにやるのか【手段】
の2点を必ず伝えなければいけませんが、
それとは別に、
③いつ頃成果が出るのか【期間】
をしっかりイメージさせられるかどうかが、
取り組みの成功のポイントだと感じています。
 
最近、ご支援が始まったばかりの医院様があるので、
「本当にこれを続けて効果があるのか?」
そういった不安な気持ちにならないように、
未来への道筋をつくっていきたいですね。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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