現状維持<危機感‐歯科医院経営のツボ‐

2015年03月10日 (火)

コラムテーマ:
その他

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
昨日は埼玉と神奈川の歯科医院様、本日は大阪の歯科医院様へ。
転勤や引越しなどが集中する春先は、特に人材の入れ替わりが激しい時期。
 
長年、働いてくれたスタッフの方が退職されたり、
逆に、初々しい新人スタッフが仲間入りしたり……。
 
“出会いの数だけ、別れが増える”
Mr.Childrenの桜井さんが、
『くるみ』の中で上手く表現されています。
 
別れは辛いものがありますが、
新しい出会いには、やはり、期待したいものですね。

伸びている歯科医院の特徴

1月、2月が終わり、いよいよ3月がスタート。
 
1月、2月は、
▼診療日数が少ない
▼天候の影響でキャンセルが増えやすい
など、マイナスの要因もあるので、
あまり数字の伸びは期待できません。
 
1月、2月は耐え忍んでいただき、
3月からが本格的に伸ばしていく時期だと、私自身は、とらえています。
 
ですので、1月、2月は、
“足元固め”の話をミーティングで取り上げることも多い。
 
例えば、キャンセル率の低下、リコール率アップの話、
以前、決めたことが徹底できているかなど。
 
基盤がしっかりしていないと、
いくら、新しい施策をしても効果につながりにくい。
 
「攻め」と「守り」の姿勢。
そのバランスがとれている方はいいのですが、
あまりに守りにかたよりすぎているのは、良い傾向だとはいえません。
 
「現状維持でいい」、「何も変えたくない」
この発言が出てきている場合は、要注意。
 
いくらメリットがあっても、
人間、変化するのには抵抗がある。
 
特に、習慣として身についた行動を変える場合はなおさら。
 
▼伸びている歯科医院
▼伸びていない歯科医院
そのどちらにもお会いする機会がありますので、
・変化を受け入れられるかどうか
・そもそも変わる気持ちがあるのかどうか
このことが大きな分かれ道になっていると感じます。

危機感を持つ

現状維持=衰退のはじまり。
上記は、変化しないことに対して、
非常に的を得ている表現だと思います。
 
競合環境が激しくなっていけば、
常に変化していかないと、現状維持すらできません。
 
変化していないことに、危機感を持つ。
 
この危機感を持っていることが、
変化することの原動力になります。
 
物事を楽観視してとらえることは大切ですが、
常に新しい変化、そして、成長を。
 
「現状維持でいい」という気持ちを、
危機感がうわまわっている状態は、
伸びている歯科医院様には共通してみられることです。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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