歯科医院経営ブログ・優秀なスタッフさんを採用できたことは必ずしも良いことではない

2012年08月14日 (火)

コラムテーマ:
スタッフ採用・育成ノウハウ

お付き合い先で、スタッフさんを採用したときに、院長から「優秀なスタッフさんが採用できました!」とご報告いただくことがよくあります。


実際、お会いしてみると、優秀な方で大変心強く思います。


しかし、私はあまり、このことをその歯科医院にとってよいことばかりである、とは考えていません。


もちろん、短期的には、戦力アップになるので、よいことなのですが、長期的には疑問が残ることも多いからです。


なぜならば、優秀なスタッフさんを採用できたのは、「たまたま」ということが多いからです。


「たまたま」とは、残念ながら、その医院で働きたいから来られたわけではない場合です。


例えば、近いから、条件が合致しているから・・・等々の理由である場合です。


この場合、条件が合致しているから応募してきたわけであって、その医院である必然性はないわけです。


そのことに目をつぶってしまうと、医院環境を改善することを先延ばししてしまう可能性があります。


医院として、魅力のある職場としての医院作りをしていかなければ、その方が辞めてしまえば、また同じこと(優秀な人を求めて採用し続ける)を繰り返すことになるでしょう。

なぜこんなことを言うのかというと、私がこういう経験をしてきたからです。


「たまたま」よい人を採用できた、というのではなく、「狙って」良い人を採用できるようにしていかなければなりません。


そのためのポイントは、その優秀なスタッフさんにできるだけ長く働いてもらうということです。


女性には人生のターニングポイントがいくつかあるわけですが、そのターニングポイントを経ても当院で働いてもらえるような、環境面、人間関係面、条件面のレベルアップを達成していくことで、長く働いてもらえるようになります。


歯科医院経営において人が最も重要である、と考える院長であれば、この点を最も重視するべきではないかと思います。


歯科医院で働きたいという女性を一人でも増やしていくためには、このような医院さんが一院でも増えていくことだと思っています。

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この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

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