自費補綴の新時流「デジタル×セラミック」について

2018年09月27日 (木)

コラムテーマ:
新しいことへの挑戦 自費診療を増やす

こんにちは。

船井総研 眞野でございます。

 

にわかに注目を集めている【オーラルスキャナ】について書かせていただきます。

 

既に多くの医院さんで導入されている「セレック」や「トロフィー」ですが、現在も定期的に導入の可否判断について相談をいただくことがあります。

導入をお勧めできるか否かは医院さんの歯冠修復患者数を想定するためのレセプト枚数や新患数によって、また勤務医や技工士をはじめとしたスタッフ数にもよってなので本当に一概にはお答えできません。しかし、4・5番だけではなく6番臼歯のCAD/CAM冠が保険適応されたことも踏まえて、月間に見込める本数見合いでは、しっかりと原価圧縮の一手になりますので、導入が有効な場合も多くあります。

 

オーラルスキャナ・ミリングマシン・ハーネスと一式の導入となると1,000万円をゆうに超える投資となりますので、慎重に検討せねばなりません。

各社の製品を細かく分析・検討した先生に伺うとスキャン能力に差があったりと以前よりも進化しているとは言え、まだまだ発展していくものと想像できます。

この辺の最新技術については、今度のデンタルショーでも色々と調査できるかと思うと楽しみですね。

 

これら、最新機器の導入で考慮できる点で2つお伝えしています。

 

 

まずは、“一式の設備投資を行うことで生み出されるのは原価圧縮による利益だけではなく、設計操作を行う人的工数も相当時間分で発生するということ”です。

 

以前、月間に約40本ものオールセラミックスを院内のミリングマシンで削り出している院長先生にお話を伺ったところ「診療時間外は休日も含めてほとんどマシンを操作している」とのことでした。この医院さんではスタッフではなく歯科医師自らが操作していることで、利益と作業時間がトレードオフになっているということです。

 

 

そして、オールセラミックスだけではなくジルコニアも含めて“補綴物の特性を理解したうえで最適な形成・クリアランス設計をしなければならないこと”です。

 

慣れた先生では気にならないかもしれませんが、扱って数例という先生からは迷いや苦労のお話を伺うことも珍しくありません。マーケティングの事例は多数ある我々コンサルタントはこの臨床的な部分のお話はなかなか突っ込んだお話をするべきではないことがもどかしいのですが、実際にご相談をいただくことも少なくありません。

 

これらの課題点はいくつか対策がありますが、

1つはミリングマシンの導入は一度待ち、オーラルスキャナだけ導入する。読み込んだデータ(STL形式データ)にて発注できる技工所と取引をすることも十分に有効であるということです。

実際に運用している医院さんからは

「印象をとるのが苦手という患者さんから喜びの声をもらっている」

「印象時間を圧倒的に短縮できている」

「若手スタッフでも印象ミスや石膏模型の作成ミスがゼロになった」

「模型発送のコストとリードタイムがなくなりセット日を早く設定できた」

と聞きます。

必要であればデータ採取後すぐに技工所側へ確認を依頼して、形成の精度チェックを相談できるといった応用もできると聞きます。

 

 

2つ目は、臨床経験が豊富な先生からポイントをご教授いただくということ。

 

やはり臨床家の立場から、デジタルデンティストとしての押さえ所を教わるというのが一番の近道かもしれません。先生方は日頃から様々なスタディーグループに所属していらっしゃると思いますが、タイミングや人脈がなくなかなか機会に恵まれない先生もいらっしゃるかもしれません。機会はあっても、もっと別の先生の見解もチェックしたいという方もいらっしゃると思います。

 

 

そのようなお声から、船井総研としても、初の臨床的な観点からも情報提供できるセミナーを企画致しました。

 

デジタル化とセラミックス補綴の先進国であるアメリカで多くお臨床経験を持つ先生をゲスト講師としてお呼びして開催いたしますので、是非この機会に情報収集の場としてご活用ください。

 

<これからのセラミック治療を考える>~どこよりもシンプルにメタルフリー×デジタル化を考える1日~

ゲスト講師:日本臨床CADCAM学会(旧JSCAD)名誉会長 医療法人光梅会 岡村歯科医院 岡村先生
日本トップクラスのセレック実績を誇る医療法人社団正翔会 横須賀歯科医院 横須賀先生 のご両名をお招き致します。

開催日時:

2018年11月18日

※11月23日9時~13時、11月25日9時~13時で録画放送による遠隔セミナーもあります

セミナー概要:

岡村先生にはデジタルデンティストリーを踏まえた補綴修復の最前線を臨床的な観点からお話いただきます。また、ジルコニアやe-maxの使い分けや、歯冠形成など、技工を経験しないと学べない内容が学べます。

船井総研からも歯冠修復治療で自費を選択いただくための院内マーケティング手法、特にカウンセリングの最新事例をご紹介します。

セミナー申し込みページ

 

【執筆者:眞野泰一】

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