アポイント帳を少し変えてみよう

2011年05月10日 (火)

コラムテーマ:
保険診療 (増患  集患)

皆さん、こんにちは。船井総研 歯科コンサルタントチームです。

最近、15医院ほどお手伝いをさせて頂いているクライアント様でも業績が上がり、新患数を断っている羨ましい悩みを抱える医院さんも増えてきました。

しかし、やはりもったいない・・・

ですので、最近、私の業務でも、増患から業務改善の仕事が増えてきました。

診療の効率調査を見学していると、アポイント帳がどうも上手く活用しきれていない医院さんが多いようです。

上手く使えていない理由は、主に以下の3点です。

・アポイント帳の予約時間と実際の治療時間が大幅に異なる

・キャンセル患者と飛び込み患者が多く、アンバランスになる

・チェアに座っているが、治療時間は少なく、待機している時間のほうが長い

もっと細かく挙げるといろいろと粗はあるのですが、

アポイント帳を少し変えるだけで、改善されるケースがあります。

そもそも30分で1枠の予約を取っている医院さんが多いですが、15分刻みにしていくだけで、予約時間と実際の治療時間の誤差は減ります。

ただし、15分刻みにすると、受付の能力が問われます。

能力になるべく左右しないように、アポイントマニュアルを作っている医院があります。

例)

SP:5分

根管治療(部位:○番):○○分

SRP(範囲:○~○):○○分

などと。

ドクター、部位によっても治療時間が変わりますので、その部分も加味した上で、おおまかな基準を設けるだけで、アポイント効率は高まります。

患者数が多くなると、院長先生方は、

「ユニットを1台増やそう」

「ドクターを採用しよう」

とお金のかかる方向にいきがちですが、

一度、現状の器の中で、より多くの患者数を診ることができないかを検討してみてください。

応援しております!

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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