【歯科】マニュアルだけでは改善できないものとは!?

2010年07月31日 (土)

コラムテーマ:
業務効率化

 
こんにちは。 船井総合研究所  歯科 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
例えば受付業務を改善するために現在の業務内容を元に
書面化しマニュアルを作ることで解決できるでしょうか。
私は難しいと考えています。
(マニュアルを否定しているわけではありません。
後述参照くださいませ。)
よく、受付業務ができないのは能力が低いせいだ、
だから書面化、マニュアル化することでできるようになるだろう、と考えます。
しかし、マニュアルを作ったところで、実際にはできるようにならないことが多いように思います。
その理由は、マニュアルの中に書いてある業務は実際には同時並行的に行う
ものであり、同時並行的に行うと途端に難易度が一気にアップ
するものだからです。
その場合、相当の能力が必要になります。
ポイントになるのは、受付業務をより一般的に、簡単に、省力化することではないかと思います。
現在の業務内容を見直す必要があるのです。
そのためには、機械でできることは機械に任せるという考えが必要です。
アポイントミスが多ければ、予約管理ソフトやシステムで受付以外の人も
アポイントを取れるようにする。
あるいはつり銭ミスがあるのであれば、自動つり銭レジ機を導入するなど・・。
その上でマニュアルを作成すると上手くいくと思います。
歯科医院の受付業務はサービス力が必要な部門であるのに対して、
事務業務が多い部門でもあります。
本来人間でしかできない、人的サービスに力を集中できる状況を
作り出していくことが必要な時代になってきていると感じます。
 

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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