歯科医院スタッフモチベーション向上の必要条件

2010年11月04日 (木)

コラムテーマ:
マネジメント(評価 モチベーション)

 
こんにちは。 船井総合研究所  歯科 経営コンサルタントの松谷直樹 です。

本日は大阪の医院様に伺ってきました。
スタッフのモチベーションの向上を構成する要素を
因数分解してみると様々な要素が考えられます。
私はその要素の中で最も大事なものを「院長との信頼関係」と考えています。
今日はその信頼関係を構築する上で必要なものを考えたいと思います。
最近ますます、重要になってきていると感じているのが、各種の勤務条件です。
勤務条件とは、勤務時間や給与制度、賞与の仕組み、
有給の取り扱いや休日休暇の設定です。
これらの設定や勤務条件をきちんと定めておくこと、そしてスタッフ全員に理解してもらうこと、
が大切さを増してきていると感じています。
不況期が長期化するにつれ、スタッフさんはよりシビアに
勤務条件を勘案したりする傾向強くなってきたように思います。
私はとりたてて、好待遇な条件を提示しましょう、
ということを申し上げるつもりはありません。
今運用している、制度を定め、理解してもらっているかということが大切だということです。
ここが全ての出発点です。
この部分をしっかり押さえることが、
信頼関係を作る第一歩だと本当に感じています。
ここをあいまいな、状態で進めていくと、
「セミナーに行ってモチベーションアップして、わくわく仕事しましょう」
という話にはなりにくいのです。
まずお願いしたいのが、面接後、入所する際に、
一通りの勤務条件を確認することをおすすめします。
この時点で、内容に了解を得られない方には
入ってもらわない方が望ましいのです。
そのマッチングを最初の時点できっちり行うことで
まず最初の信頼関係は築けることでしょう。
ただしこの点は必要条件であって、十分条件ではないと考えています。
ここからが本当のスタッフ教育のスタートです。
明日は技工所の社長とお会いした後、大阪の歯科医院に伺ってきます。
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matsutani@funaisoken.co.jp

 

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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