歯科医院経営ブログ・地域一番戦略から非競争戦略(地域オンリーワン戦略)の時代へ

2012年10月25日 (木)

コラムテーマ:
院外マーケティング

今日は岡山の歯科医院に伺った後、大阪の歯科医院に伺ってきました。


歯科業界は二極化が叫ばれて久しいです。
その中でもユニットが6台~10台、月間レセプトが600枚から1000枚くらいの医院はいわゆる地域一番医院と言われる医院といえるでしょう。
多くの医院がその地点を目指してきたし、一つの成功モデルであると思います。
そのような成功したともいえる地域一番医院さんで、しばしば、このような課題も出てきます。

・患者は多くて忙しいのはよいがしっかりとした診療ができていない気がする。
・夜遅くまで診療しているので疲労が残る。
・患者に対応するために人を増やしたが人件費が過大にかかっている気がする。
・かといって患者を減らすと収入がさがるので減らせない。

恐縮ですが、今までやってきた患者対応の向上、満足度を向上させるという方向性に限界が来ているという主にデメリット面が出てくることがあります。
自費率が20%くらいの場合、収益性をあげようと、しばしば自費を伸ばすことが目的になり経営のための自費になっていることがあります。
私が思うのは、地域一番戦略からさらにステップアップした戦略を取る時代になりつつあるということです。

それは非競争の分野を持つことです。
非競争の分野とは地域で「うちの医院でしか受けられない治療」を持つことです。


コンサルタント的に言いますと、診療圏を広げて、遠方からの来院患者を増やすということです。
予防強化、カウンセリング強化、の戦略は多くの医院が取り入れておりすでに競合しています。
一つでよいので非競争の分野をきちんと作り上げることで「高品質高単価の診療」を提供することが可能になります。


ご支援先の医院では、パターンは違いますが徐々にこの方向にシフトしていっています。
その結果その気になれば診療時間や日数を減らすことが可能になります。
それぞれの歯科医院がそれぞれの専門分野を持ち非競争の状態になること、高収益の医院になること。

これは今後の歯科業界の新たな成功モデルになっていくでしょう。

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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