自費診療を安定的に伸ばすことを考える

2010年12月12日 (日)

コラムテーマ:
自費診療 (増患 集患)

こんにちは。 船井総合研究所  歯科経営コンサルタントの松谷直樹 です。

今日は東京事務所で4件コンサルティングさせていただきました。

ある医院では自費が上昇傾向にありました。

この時代、大変よい傾向だと思います。

しかし、自費診療で大切なのは一時的に増えることではなく、

安定的に伸びることです。

短期的に伸びる自費は医院の本当の実力ではないと思っています。

もう一つ大切なポイントは、患者さんに納得してもらって

自費診療を選択してもらう仕組みを作ることです。

先ほどの医院では、特別なカウンセリングの説明や説得の技法を

取り入れたわけではなく、患者さんに納得していただけるような説明と

カウンセリングを行って頂いた結果だと考えています。

患者さんに上手なトークでカウンセリングすることで、

自費になるかもしれないが、それが心からの納得の上での自費でなければ、

最終的には不満足になってしまい、悪い口コミにつながります。

短期的な利益になるかもしれないが、口コミは全く無くなることでしょう。

私たちは、地域で長く診療をし続ける存在ですから、

長期的に患者さんから評価してもらわなければなりません。

1人の患者に一度100万円の自費をしてもらっても不満足な自費は却ってマイナスになります。

自費を選択してもらうことも大切ですが、

「自費は選ばなかったけれど、あの医院は一生懸命説明をしてくれる医院だ。」

と思ってもらえることが後々の自費の選択につながってくるのです。

明日は都内で2医院に伺ってきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブログ内容へのご質問、歯科医院コンサルティングの質問等は下記アドレスまでお願いいたします。

matsutani@funaisoken.co.jp

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×