診療時間短縮と生産性

2018年10月09日 (火)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆さん、こんちには。
船井総合研究所歯科コンサルティンググループの歯科コンサルタントチームです。
お手伝いしている医院様も含め、
診療時間の短縮について、よく相談を受けることが多くなっています。
これは歯科業界に限らず、多くの一般企業でも課題となっていることです。
そのため、今回はこのテーマについて記載していきます。
多くの医院様で、
「診療時間が長いせいで、既存の従業員の満足度が低下している」
「採用したくても応募が来ないのは診療時間のせいではないか」
「診療時間を短縮したいけど、業績が下がらないか心配」
など時短でのお悩みを多く頂きます。
勿論、診療時間を短縮するので、
従業員の満足度や応募も解決されるかもしれません。
また、時代の流れもあり、
求職者も19時以降診療がある医院様の応募も避ける傾向にあります。
ただ一方で、時短することで、業績が下がる可能性も高いと言えます。
そのため、時短をする前に、
しっかりと分析・計画をしていくことが重要になっていきます。
まずは、時短したい時間帯の売上を把握することが大事です。
時短したい診療時間が19時~20時であれば、
その1時間に保険・自費の人数・金額がどれぐらい生じているか
というのを半年間~1年間分の実績を出す必要があります。
そして次に、その業績に対して、
どう補っていくかという計画が必要になります。
保険診療ではれば、単純に何人診る必要があるのか
自費率であれば、何%向上させる必要があるかということになります。
利益を注目していくと、
時短することで経費はどれぐらい抑えられるかという観点も重要になってきます。
またその他にも、従業員への周知も方法も重要となってきます。
ただ「時短します」という周知のみでは従業員の生産性もあがりません。
・なぜ時短をするのか
・どうやって時短する業績を補っていくのか
などしっかりミーティングを踏まえ、従業員の気持ちや意識も変える必要があります。
他にも細かいことはありますが、
このように時短する場合はしっかりと手順を踏んで、
今以上の生産性を生み出す仕組みを構築していかなければいけません。
診療時間の短縮をご検討の方は、事前にしっかりと準備して頂けたらと思います。
もし時短でお悩みがあれば、是非お気軽にご相談下さい。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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