2011年の歯科業界を予測する(2)

2011年01月02日 (日)

コラムテーマ:
時流予測

船井総合研究所  歯科経営コンサルタントの松谷直樹 です。

本日も昨日と同様のテーマで業界の予測をしてみます。

2011年も改めて重要になるのが、「スタッフ力」の向上・レベルアップ

ということだと思います。

「スタッフ力」とは、スタッフの仕事に対するやる気、医院に対するロイヤリティ、

技術技能レベルをどのように上げていくか、ということに尽きると思います。

歯科医院経営が院長1人で頑張っても上手く行かないこと、チーム医療であることは

つくづく感じておられることと思います。

その「スタッフ力」を上げるポイントを一つあげよと言われれば、


「スタッフに好かれる」ということを上げたいと思います。

「スタッフに好かれる」というのは何もスタッフを甘やかすということではなく、

「スタッフとの信頼関係」を作るということです。

「スタッフとの信頼関係」とはこの人の言うことであれば、ちょっとやってみようか、

と思われるような関係作りができているかということです。

では信頼関係を作るためには、何が必要か、それは

院長が「約束を守る」ということをあげます。

例えば、「●●をやります」と決めたらいつからいつまで、誰がやるのかということを

明示し最後までやりきる、ということです。

中途半端にしない、やめるのならばなぜ止めるのかを説明することです。

スタッフは院長の一挙手一投足を見ています。

きちんと言ったことをやるのか、あいまいにしてしまうのか、

それによってスタッフはきちんと仕事をするのかどうかを見極めている

と私は思います。

私はおそらく過去に500人くらいの歯科医院スタッフと面談してきたと思いますが、

スタッフは院長を映し出す鏡のようなものだと私は思います。

こちらが嫌えば、相手も嫌うし、好めば、相手も好むと言う現象が

起こるように思うのです。

「そうは言ってもウチのスタッフは・・・」と言いたいところだと思います。

もう一つのポイントは「採用の仕方」にあります。

多くの医院では採用の仕方を改善する必要があると感じています。

(続く)

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matsutani@funaisoken.co.jp

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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