集患と採用のバランス‐歯科医院経営のツボ‐

2014年11月09日 (日)

コラムテーマ:
歯科医院経営

本日は福岡の歯科医院様で経営相談。

先日の『2014年歯科衛生士採用フォーラム』福岡会場にご参加の先生ですが、

相談内容は「総じて、歯科衛生士の応募がない」。

 

事前情報から判断させていただくと、決して業績は悪くありません。

 

ただ、業績に比例しないのが人の悩み。

 

良い解決策をご提案できるといいですが、ひとまず今は近くのレストランで待機中です。

「立地が悪い」だけは言わないでください

歯科衛生士の応募がない要因として、

「うちは立地が悪いからね」と口にされる院長先生が多いのですが、

立地で採用の全てが決まる訳ではありません。

 

もちろん、立地が良い方が圧倒的に有利なのは否定しませんが……。

 

ただ、“集患”という側面から見た場合と、

“採用”という側面から見た場合では、この「立地が良い」というのはとらえ方が変わってきます。

 

例えば、駅から遠く離れるほど、

競合環境はゆるやかになりやすいので、

“集患”という面では一人勝ちする可能性は十分にあります。

 

住宅街や郊外のショッピングセンターで開業されている歯科医院様が、

このようなケースに当てはまりますね。

 

逆に駅に近くなればなるほど、競合環境は激しくなりやすいですが、

“採用”という面では駅から近く、交通の便が良い方が求職者には圧倒的に好まれます。

 

開業時は「患者様が来ない」ということが最も不安な要素だと思いますので、

集患に困らない立地を求めて開業されがちですが、

長期的にみれば、採用とのバランスも考えて検討される方が良いです。

 

立地だけでなく、

▼診療時間を21時すぎまでやっている

▼土日も休みなく空けている

などは、集患には有利に働きますが、採用には圧倒的に不利です。

 

診療時間や休日の変更は、

医院の根幹に関わってくる部分ですので、

なかなか急には変えられないという現実がありますが、

長く働きやすい労働環境を整えるためには、検討していかないといけない要素です。

立地が悪くても採用できる

「立地が良い」ということは大きなアドバンテージにはなります。

 

しかし、立地が悪くても業績が良い、

採用にも困らない歯科医院様があるのも事実です。

 

その成果を分けるのはトップである院長先生が、

あきらめずに行動をおこしているかどうかということに他なりません。

 

魅力のある歯科医院様には、

患者様も遠方からでも通われますし、採用も上手くいっています。

 

「立地を言い訳にしない」ということが、全ての行動に関わる大切な考え方です。

 

少しでも人の悩みから解放され、

経営者としての仕事や診療に集中できるようお役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

同じテーマで記事を探す

この記事を書いたコンサルタント

森 太寅

プロフィール詳細

「治療技術は一流でスタッフの方々に対する愛情もあるのに、そのことを上手く伝えられていない院長先生が圧倒的に多い」。コンサルティングの現場で感じた経験から、院外・院内での情報発信、先生とスタッフの円滑なコミュニケーションを図り、先生の思いを実現できる医院の姿を目指していく。先生、スタッフ、患者さま、それぞれの間に入り、「つなぐ」ことをコンサルティングの信条としている。

ページのトップへ戻る