成功事例:酒井歯科医院様

酒井歯科医院 酒井 直樹 院長様

【当院紹介】

私は開業して25年になります。 その紆余曲折の日々を懐かしく振り返りながら、そして船井さんに御世話になってのここ一年半ほどを当院の変遷を認めさせていただきます。

当院は、福島県いわき市の中心部に位置する新興住宅地のほぼ真ん中に立地致します。 御陰様で開業当初から勢いあるニュータウン黎明期の恩恵を受け、自分自身が想定していた以上のペースで経営状態も推移し、4台しかないユニットはフル回転、FDI例会・講座の話題にもなっていたユニット一台あたりの生産性はこの10年ぐらいは比較的に順調だったかと思います。

そんな中で、経営状況にさしたる不満はなかったのですが、思うように行かなかった最大のポイントとして『スタッフ問題』がありました。

恥ずかしながら『何が良くないんだろう?』、『なんで思うように動いてくれないんだろう?』と自問自答をする日々・・・今思えば潤沢な福利厚生があった訳でもなく、有休もダメとは申しませんでしたが うやむやにする職場環境、夕方も『治療が終わらないんだから仕方がない』、『診療が押してるのでお昼も30分だけ』と来れば離職率も高くなるのは必然、間違っても安定雇用事業所とは言えず・・・決して褒められた歯科医院ではありませんでした。

【職場の転機 ー 船井総研・松谷氏との出会い】

ナニ事にも転機は訪れます。 長女が大学卒業を間近に控え就職期に入った数年前から、父親として案じたのはその会社が・・・

『福利厚生はどうなんだろう?』
『自由に休みは取れるのか?』
『夜遅くまで仕事させられたりはしないだろうか?』
『上下的にも水平的にも人間関係は良好なんだろうか?』

でありました。そんな想いを抱いたと同時に、愕然としたのはまさに同年代のお嬢さん達を自分自身が預かっている立場の『長』であったことでありました。 だからと言って昨日と今日とで変わる訳もなく、これといっての施策を打てないままの状況で船井総研・松谷氏との出会いがありました。

正直、翌日からガラッと変わるようなアイデア満載なのかと期待をした私に、『急いてはスタッフさんの反感を買い誰も付いて来てくれません。段階を踏んでの改革を・・・』と諭され、まずはストランザ社の『Apotool&Intelligence』の後者のシステムで全ての情報を開示・共有し、低迷気味だった自費率を上げるために院内の自費カウンセリングツールをひとつずつ整備、同時にスタッフ全員に補綴カウンセリングをしてもらうようになったり、それに加えてとにもかくにも院内の最大の問題でもあった『雇用安定化対策』を御提案いただき、ひとつずつ落とし込むように実行に移してみた次第です。

それまで院長の『独り相撲』だった状態からスタッフへの権限委譲実行の日々・・・・気が付けば常にアイデアを出して貰えそうな雰囲気も芽生え『チーム医療』へのシフトがなされていきました。院長負担は劇的に軽減しました。 結論的に申せば、最大の抵抗勢力は院長本人だったことを自覚。 実はスタッフに恵まれなかったのではなく、院長のスタッフ・マネージメント能力が根本的に欠落していたと言わざるを得ない状況だったことに気が付かせて頂きました。

今では、審美サイト・採用サイトの開設、そこにおける宣言ともいうべき福利厚生の充実の文言をスタッフと一緒にちりばめ、有休消化の推奨、売上開示に伴う報奨金の給付、etc・・・・振り返れば枚挙に暇がないほどの医院改革でありました。 ゆっくりと時間を掛け、この春の一年以上前から『当院オリジナル・働き方改革』を実施、優良(!?)な事業所にシフトさせて雰囲気が良くなって来たところであれこれお願いしたらスタッフにも快く了承して貰え、チームとして動き始めた・・・って感じです。昨今では『YouTubeチャンネル』の充実にも全員でチャレンジが出来るほどになりました。

考えてみれば異業種の企業であれば当たり前のことを実施したに過ぎないのかもしれませんが、休診日は増え、終業時間の早め切り上げ、交替での6時上がりの実施、福利厚生の充実、フィットネスジムとの契約等、やればやるほどに院内の淀んでいた空気が一掃されて、気が付けば随分と違うカラーになって居りました。海外旅行も彼女達の方から希望してくれて『自分ファースト』から『スタッフファースト』へ完全に移行、嬉しく感じられる日々でもありました。

【院内デジタル化の共有】

最近ではFDI勉強会の事例集にも報告した院内動画撮影会やその動画によるデジタルカウンセリング・ツールの充実まで、スタッフが分担して関わってくれております。 そこそこデジタル化してるつもりでは居りましたが、従来のそれは普通の気の利いた歯科医院ならやってるレベルでしかありませんでした。それをスタッフ総出での発信を手掛けられるまでになり、HPのプチリニューアルや来春の増員に向けての採用サイトの充実(文言も写真も)もスタッフが担当してくれることになり、隔世の感を覚える今日この頃であります。

ナニより・・・・スタッフが辞めなくなりました。(笑)

経営管理に用いる『ApotoolーIntelligence』はスタッフも閲覧、ややもすると私以上に精査・分析してくれております。 松谷さんが私や医院に施して下さったのは即座の劇的な変化ではありませんでしたが、たったの一年半で権限委譲は恐ろしく進み明らかに異次元と思えるような院内環境の変化となっておりました。

【今後の展望】

このFDI研究会の先生方も、そもそもが順風満帆だった方ばかりではありませんでしょう。 もがいてきた先生方には私の恥ずかしい事例が伝わろうかと思って居ります。

就業環境だけ良くしたら最近ではユニット一台あたりの生産性が目標を超える月も散見されるようになりました。この春に歯科医師になった長男にも良く語るのですが、最良のパートナーの必要性と、恥ずかしながら『最大の抵抗勢力は院長本人』であることを理解し、スタッフを待遇面でも仕事の上でも尊重する姿勢の大切さを説く今日この頃であります。

それでもまだまだ道半ば、発展途上状態は続きます。 今まで以上に雇用補助金とか助成金をフル活用もし、それをソックリとスタッフに還元出来るように計らっていくことを心掛けています。 今後は、松谷さん指導の下に、2~3名での役割分担チーム制度を構築して、更にナンにでも意欲的に取り組みたくなる院内環境を作っていきたいと考えております。

今後もFDI研究会に継続参加してより良き経営に関わる学びを得させていただきます。 船井総研は情報の宝庫、経営面で優れた方がいらっしゃる事に驚き、頑張ってる方が多いのでとても勉強になります。 諸先生方、松谷さん始めコンサルチームの皆さん、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 

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