感動体験を生み出す‐歯科医院経営のツボ‐

2014年11月01日 (土)

コラムテーマ:
歯科医院経営

今日から11月のスタート。

2014年も残り約2ヶ月ですが、

気持ちは2015年を見据えて、行動を起こしていく必要がありますね。

学生を選ぶのではなく、選ばれる

就職活動の開始時期が比較的早い(6~7月の夏頃)、

地方の歯科衛生士専門学校では、

すでに内定をとり、就職活動を終えている学生もいますが、

大半の学生は実習がひと段落し、

「そろそろ医院見学にでも行こうかな」と考えている時期です。

 

医院見学は意識の高い学生で5軒ほど、

たいていは1~2軒で決めてしまいますので、

いかに医院見学で魅力を伝えられるかが重要になってきます。

 

ただ、医院見学でよく失敗する例としては、

▼学生を案内するスタッフを誰一人つけない

▼忙しくて、スタッフと話をする時間がとれない

▼学生に何を伝えるかを決めていない

▼医院見学に来ることをスタッフの方に伝えていない

など、学生を放置してしまうケース。

 

「気軽に見学していって」、「わからないことは何でも聞いてね」

と伝えるだけでは、対応としては不十分です。

 

医院見学の印象が悪ければ、

せっかく採用活動に力を入れていても、別の歯科医院に行ってしまいます。

 

“学生を選ぶのではなく、選ばれる立場にある”

厳しい言い方にはなりますが、

歯科衛生士採用が売り手市場であるという現実を考えれば、

院長先生にはこの意識に切り替えていただく必要があります。

おもてなしの心

ただ、この事実をプラスにとらえれば、

“医院見学に力を入れることで、新卒の歯科衛生士を採用できる”

ということにもつながります。

 

「見学には来るが、最終的には他の歯科医院にいってしまう」

と悩まれている場合は、見学のオペレーションを見直すことからはじめてください。

 

例えば、

▼今日は何時~何時まで○○さんという方が、

見学にくることをスタッフ全員が把握している状態にする

▼必ずスタッフ1人は案内につける

▼スタッフ全員と話をする時間をつくる

などは、準備もいらず即実践できることです。

 

より、力を入れる場合は、

見学者用にウェルカムカードを用意しておいたり(結婚式でよくみかけるものですね)、

見学が終わったその日中に、手書きのハガキを出すということも有効です。

 

私のご支援させていただいている、

歯科医院で手書きのハガキを実践していただいたところ、

他の歯科医院に行ってしまったかと思われた歯科衛生士の方から、

後日、連絡があったとのご報告をいただいています。

 

“いかにおもてなしをするかが大切”。

この考えに違和感を感じられる先生もいらっしゃるでしょうが、

患者様だけでなく、採用難の時代には、

求職者にもおもてなしの心が求められてきているのです。

感動体験を生み出す

見せかけのよい言葉を並べているだけでは、

医院の魅力は伝わりません。

 

「医院の魅力を伝えるためにはどうすればいいだろうか?」

「こうした取り組みをした方がいいんじゃないだろうか?」

そのように考えに考えぬいて、

取り組みを実践されている歯科医院が採用にも成功しています。

 

「そこまでしなくても……」、「うちには必要ない」

と思われる先生もいらっしゃるでしょうが、

まずは素直に受け入れていただくことで、成功するかどうかが変わってきます。

 

医院に入る前から、

「この歯科医院で働くのは、なんて素晴らしいんだ」

と感動体験を持っている方は、医院にも定着します。

 

歯科衛生士採用にお困りの先生、

人材が定着しないと悩みを抱えられていらっしゃる先生の、

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

同じテーマで記事を探す

この記事を書いたコンサルタント

森 太寅

プロフィール詳細

「治療技術は一流でスタッフの方々に対する愛情もあるのに、そのことを上手く伝えられていない院長先生が圧倒的に多い」。コンサルティングの現場で感じた経験から、院外・院内での情報発信、先生とスタッフの円滑なコミュニケーションを図り、先生の思いを実現できる医院の姿を目指していく。先生、スタッフ、患者さま、それぞれの間に入り、「つなぐ」ことをコンサルティングの信条としている。

ページのトップへ戻る