「いつやるの?」

2013年03月13日 (水)

コラムテーマ:
その他

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
「すぐやります!」
仕事を頼まれた時、私はよくこの言葉を使います。
ですが、この“すぐ”って言葉は、案外くせものです。
 
私自身は言った瞬間に取りかかれる場合に使うことが多いですが、
(時間で表すと1分以内でしょうか)
人によってこの長さの感覚は違います。
 
もしかしたら、10分後かもしれないし、1時間後かもしれません。
 
仕事を頼んだ側としては、何も手をつけていないのをみれば、
「すぐやるって言ったのに、まだやっていないの?」
とつい言ってしまいたくなるでしょう。
 
このようなことはあいまいな表現(すぐ、後で、そのうち…)の時に起こりがちです。
 
こうしたズレをなくすためには、
相手と共通の認識がもてるもので情報を伝える必要があります。
 
その簡単な方法が「数字で伝える」ということです。
 
 
少し話は変わりますが、船井総研では毎朝朝礼をおこないます。
若手が司会・進行を務め、日経平均株価や船井総研の株価、
その日に開催されるセミナーといった情報共有の他に、
『本日の一言』として3~5分間テーマを決めてお話します。
 
 
最近、これまで聞いてきた中でも特に良かったと思う朝礼がありました。
 
「船井総研で一番多い名前って何だと思います?」
という切り口で彼は話し始めました。
 
結果が、
1位 山本 13人
2位 鈴木 8人
以下続く…
 
漠然と山本さんという名前が多いと感覚的には思っていたのですが、
実際に数字で伝えてもらうと「やっぱり」と納得できました。
 
この朝礼のポイントは、

  • 比較基準を明確にする
  • 数字で伝える

という2点です。
 
身近な名前を題材にした彼の視点も非常に面白いと思ったのですが、
この話は私の心に響きました。
 
コンサルタントがお客様に情報を伝える時は、
感覚値ではなく数字で根拠を示す必要があります。
 
例えば歯科医院の場合では、

  • 医院の売上が昨年に比べて何%上がっているのか?
  • 自費率、リコール率は何%なのか?
  • 先月に比べて、新患数は何人増えているのか?

 
現場にいると感覚的には増えた(もしくは減った)ということは実感していても、
実際の数字とは大きくズレている場合があります。
 
感覚ではなく、数字で伝えること
 
最近テレビCMで流れている某講師の方のセリフもインパクトがありますが、
コンサルタントは数字で伝えることを常に意識しないといけないですね。
 
「いつやるの?」
5分以内にやります

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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