「歯科医院経営コンサルティングレポート」2008/7/7

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  「歯科医院経営コンサルティングレポート」
  2008/7/7  第5号
~船井流 1000院からの成功事例報告~
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熱心な歯科医院院長・経営者の皆様、こんにちは
船井総合研究所メディカルグループの河原田喜義(かわはらだきよし)です。
「歯科医院経営コンサルティングレポート」では、船井総合研究所に
在籍する歯科コンサルティングの専門ノウハウを有したコンサルタント
達が、これまで約10年にも及ぶ現場で積み上げた数々の成功事例を
基に、歯科医院経営者に役立つ情報をお届けするメールマガジンです。
これまで4回に渡り、様々な弊社コンサルタントの視点からの情報を
お送りしております。
今回からお伝えする私のテーマは、「業績向上のためのオペレーション
システムづくり」という点についてお話させていただきます。
皆さんは、「システム」という言葉をよく耳にされることはありませんか?
そもそもシステムとは一体なんなのでしょうか?
言葉の定義上では、
「意図する結果を導き出すために、個々の要素が有機的に組み合わされた
まとまりをもつ体系。ひとりでにそうなる仕組み」
とされています。
皆さんの医院では、なにが「ひとりでに(自動的に)意図どおりに動く」
ことを理想と考えられるでしょうか?
■ 売上げが自動的にあがる
■ 患者さんが自動的に集まる
■ スタッフが何も言わなくても色んな医院改善をしてくれる
■ 自費がいつの間にかでる



色んなことが頭を巡るのではないかと思います。上の項目を読まれて、
「そんなことができるなら苦労しないよ」とお感じになられた方もいらっしゃる
のではないでしょうか?そう感じられることも当然かと思います。
たまたま、今日私がご支援でお伺いした先生が次のようなことをおっしゃって
くださいましたので、そこでのやり取りを一部ご紹介したいと思います。
先生 :「河原田さん、業績が伸びる時と言うのは、徐々にということだけではないんですね?」
河原田:「と、おっしゃいますと?」
先生 :「いえね、支援していただいてそろそろ1年が経つんですが、月々の業績の伸びを見ていると
     お蔭様でずっと上昇傾向に変わりはないんですが、ゆっくりと伸びている時期から、急に業績
     があがって、またゆっくりと上昇する。そしてまた急激に上がる時期がでているように見えるんです。
     たとえば、自費でいうと、はじめはほとんどゼロに近かったですよね。それが、ある時期から30万
     くらい出るようになりました。そして、その期間が続いて、次は50万を越え、また停滞していたら
     100万、また停滞して、今では月に300万、嬉しいことですが、これってどういうことなんですかね?」
河原田:「確かにそうですよね。でも、それって偶然ではなく、ある意味必然的なことなんですよ。」
先生 :「えっ、なにか理由があったんですか?」
河原田:「医院の成長段階に応じて、次の成長に向けての準備期間を設けているということです。変なたとえですが、
     病気でいうと潜伏期間みたいなものですね(笑)。その間、見えない形で成長する力がついていたという
     ことです。」
実は、この成長カーブを描くために、歯科医院経営においてシステム化を図るべき要因が、
大きく分けて5つあると私は考えています。
1) 業績に直結する診療システム
2) 経営(数値)管理のためのシステム
3) 患者さんをファン化させるシステム
4) スタッフとの協業を円滑化するシステム
5) 医療品質発展のためのシステム
これら1つ1つのシステムを、その医院の成長段階に応じて適切に組み上げていくことが、
安定した成長を支える上では非常に重要な役割を果します。
業績というものは、急激に上がり続けることが必ずしもよいことであるとは限りません。
業績に関する成長カーブのパターンを見る限り、早くに成長しすぎると、それはまた早い
衰退を意味することが多いのです。それは、エンジンをギリギリまで吹かし続けた車が
エンストするようなイメージに似ています。エンジンの耐性が未熟なままでエネルギーを
与えすぎることは、早期の故障を生み出します。
それが復旧可能な場合はよいのですが、膨らみ過ぎたパワーは後戻りのできないほどの
崩壊を生み出すこともあるのです。
自分自身の現状をしっかりと見越した上で、”成長する時期を見定める”ということも
経営者にとって、実はは重要な判断となります。
この判断ができるかどうかは、上記5つのシステムに共通する更に基盤となる
「オペレーションシステム(OS)」が何かを意識しているか否かにかかっています。
それは、経営者自身の感情やニーズ、そこから生まれる「理念や信条」、
そして、それに関わるスタッフ・患者さんの感情やニーズです。
医院をはじめ、全ての組織は「人」が基盤となっています。この基盤となる「人」の
感情やニーズの集積が一つの目的を持ってはじめて組織が生まれているのです。
感情やニーズ、いわゆる人間の行動心理やその根源となる原理原則、人と人との関係性
を知ることが、全てのシステムにおいての共通基盤になるのです。
上にあげた5つのシステムは、この感情やニーズをマネージメントすることを
習慣化するための仕組みであるとも言えます。
このメールマガジンでは全てをお伝えすることは難しいのですが、ご興味がある方は
一度、下記のセミナーをご覧いただければ幸いです。
【歯科医院院長のための「感情マネージメント経営」実践セミナー】
 http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1211181485_1.html
※ セミナーDVDも販売しております。
【歯科医院のための「感情マネージメント経営」実践ミニセミナー】
 http://www.funaisoken.co.jp/site/goods/cmmdty_1210849905_0.html?ID=13565
是非一度、皆さまの医院で構築をはじめるべきシステムについて、そして、その前に、
これから1年後、3年後、5年後に求める自分自身の理想像について考える時間を、
1日5分でもお取りいただき、考えをまとめていただければと思います。
それでは、今回はこのあたりで。
次回以降の配信をお楽しみに!
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執筆担当者 船井総合研究所 メディカルグループ
      河原田 喜義 (かわはらだ きよし)
~大阪大学 人間科学部卒。国内最大手ITシステム会社での大規模
システム開発経験・プロジェクトマネージメント経験を経て、船井総合
研究所における歯科医院経営コンサルティングのエキスパートとして
全国を駆け巡っている。
 歯科医院経営と、その先にあるクライアントの抱える小さな課題、
その1つ1つを徹底的に捉え直し、個々の課題をビジネスチャンスに
変えるための支援が信条。
 独自の診療システム構築手法やカウンセリングを効果的に診療と連動
させる手腕、個別面談やミーティングを通じてスタッフとの協力体制を
確立する手腕など、優れた専門的なノウハウを数多く有している。
 人の行動を規定する「感情」を重視した提案内容により、人財の能力
を最大限に活かすきめ細やかな対応に多くの経営者から好評を得ている。~
【URL】
 http://www.funaisoken.co.jp/site/profile/profile_355.html
【e-mail】
 kawaharadak@funaisoken.co.jp
発 行 元 株式会社船井総合研究所 http://www.funaisoken.co.jp/
      大阪市北区豊崎4-10-12 TEL 06-6377-4146
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