採用活動を目的にしない

本日のメルマガを担当させていただきます、
歯科医院経営コンサルタントチームの森 太寅(モリ タカノブ)です。
先日、あるご支援先の先生から嬉しいご報告をいただきました。
「新卒の歯科衛生士が3名入ることになりました」。
元々、早い段階で1名の内定は決めていました。
しかし、その後が続かず、
年内に学生の内定がほとんど決まる地域でしたので、
2015年卒に関しては、1名で終わるかと考えていました。
歯科衛生士採用の中でも、新卒採用は特に厳しく、
全国平均の求人倍率は約15倍。
そのような状況を考えると、
1名の内定を出せただけでも十分な結果といえますが、
今回、12月、1月に立て続けに決まったことで、
次の展開をさらに加速させることが可能になりました。
まず、新卒を採用するということは、
同時に教育スケジュールを立てる必要があり、
中〜長期的な視点での事業計画の内に組み込まなければなりません。
新卒採用は、決して即戦力になる「補充採用」ではなく、
未来への投資である「余剰採用」になります。
「スタッフが急に辞めて、すぐに新しい人が必要だ」。
そのような状況では、良い人財は採用できません。
上記の場合、
「とにかく何とかすぐに採用しないといけない」
と採用活動自体が目的になってしまい、
本来、医院を成長させるためのはずの採用活動が、
場あたり的なものになってしまいます。
本来、採用活動は、
▼将来、どのような医院にしていきたいのか?
▼そのために理想のスタッフ数は何名なのか?
▼他院ではなく、自院を選んでいただける医院の強みは何なのか?
長期的な事業計画があった上で、
採用のコンセプトを固めていき、
年間の行動スケジュールを立てて、
採用活動をおこなっていく必要があるのです。
2015年卒の学生でも、
国試が終わる3月に大きな動きはありますが、
今から動き出すということであれば、
2016年卒の新卒採用で考えていく必要があります。
▼採用活動が短期的な視点になっていないか?
▼常に補充採用になっていないか?
上記の点は、
毎回、問いかけていただきたいのです。
ただ、現実問題として、
「すぐに人を採用しないと医院がまわらない」
という先生の方が多いかと思います。
歯科衛生士採用のポイントをおさえ、
自院の採用の課題がどこにあるのかがわかる、
DVDを下記のURLより販売しておりますので、
ご参考にしていただければ幸いです。
http://www.funaisoken.co.jp/goods/614217.html
《採用の悩みを直接ご相談されたい方は森まで》
メールアドレス:takanobu-m@funaisoken.co.jp
最後までお読みいただきありがとうございました。
【執筆者:森 太寅】

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