「今、歯科医院経営者が知っておくべき知識とは?」

皆さん、こんにちは。
歯科コンサルティングチームの松谷です。
本日は「今、歯科医院経営者が知っておくべき知識とは?」について、
お話させて頂きます。
歯科医院の院長先生には大きく分けて3つの役割があると言われています。
1点目が日々の歯科治療を行う技術者としての役割、
2点目が現場をマネジメントするマネジャーとしての役割、
3点目が医院の方向性などを定める経営者としての役割です。
私たちが歯科医院の先生方をお付き合いしていて
主にサポートしている点が2点目と3点目になろうかと思います。
具体的には、2点目であれば、例えばですが、
スタッフさんと一緒に、具体的なキャンセル対策の方法を一緒に考えるというような内容が一例です。
3点目であれば、1年後の売上や人員計画といった方針を院長と一緒に考えるという内容が一例です。
このようなコンサルティングの現場において、
どの医院様においても共通するテーマというものがあります。
例えば、最近テーマとなるケースが多い内容としては
「採用」というテーマです。
歯科衛生士、歯科医師の採用がうまくいかない・・・、
最近では歯科助手、受付の採用がうまくいなかい、というケースも
多くいただきます。
その理由は明確でございまして、時代の変化が起こっているからです。
具体的に日本全国で見ましても、有効求人倍率が2016年5月時点で
1.36倍となっており、毎月上昇しています。
これは求職者1名に対して、掲出されている仕事の数が1.36件あるということです。
特に東京都内においては、2.03倍になっています。
これは求職者1名に対して、掲出されている仕事の数が2件以上あるということです。
これは24年5か月ぶりの高水準だということです。
今後の日本においては、人口減少とともに、
求職者は減少することから、採用の難易度は増していくことかと思います。
歯科医院の経営者に必要なのは、以前は患者様に来院していただけるようなノウハウ
患者様に自院の魅力をどのように伝えればよいのかというマーケティング力に重きを置いていればよかったのですが、
今後はスタッフ候補者にどのように当院を選んでもらえるのか、
特に優秀なスタッフ候補者にどのように当院に応募してもらえるかという
「人財採用力」が重要になると思われます。
もしかすると今後は後者の方が前者よりも重要になるかもしれないと、
個人的には考えています。
「人財採用力」を高めるのは決して、採用のテクニック的なノウハウばかりでなく、
医院の長期的なブランディングも関係してくる話です。
例えば、私はお付き合い先の歯科医院で新たにスタッフさんを雇用した際に
「どうして当院に応募されたのですか?」とお聞きすると
このような返答が返ってきます。
・ネットで「○○ 歯科衛生士 求人」と検索したら1番だったから(ネット対策)
・周りの知り合いの衛生士に聞いて評判が良かったから(過去の勤務者からの口コミの重要性)
・ホームページのスタッフ紹介を見ると優しそうな人が多かったから(魅力的なスタッフ紹介ページの作り方)
・労働条件が自分でも働けそうな条件があったから(常勤、非常勤だけではない多様な労働条件)
カッコ内にポイントを記載していますが、
これらの内容は、短期的な取り組みばかりではく、
1年?数年単位で取り組まなければ実現できないような内容も
含まれてきており、こういった部分が昨今の採用に影響しているものと思われます。
私どもはこのような取り組みを「働きがいのある医院づくり」と称し、
日々様々な側面からのお手伝いを行っております。
参考までに、「働きがいのある医院づくり」をテーマにした下記セミナーも実施予定でございますので
ご検討いただけますと幸いです。
今回は特別ゲストとして、前「なでしこジャパン」監督佐々木則夫氏も特別ゲストとして登壇いただき
女性マネジメント、組織作りについてもお話しいただく予定です。

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