「時給」

皆さんこんにちは。
船井総研の岡崎晃平(おかざきこうへい)です。
今日は「時給」についてお伝えします。
時給といっても従業員の時給ではなく、
経営者の皆様の時給を考えてみたいと思います。
私はよくセミナーなどで、来ていただいている先生方へ
「先生の年収はいくらでしょうか?」と質問させて頂きます。
この質問に対して、
きちんと把握しているとお答えいただける方は9割程度になります。
当然と言えば当然です。
その一方で、
「先生方の時給はいくらでしょうか?」と質問すると、
きちんと把握している方は1割程度。
場所によっては0ということあります。
この結果は、実は歯科医師の皆様だけではなく、
日本人の特徴であると言われています。
「日本人は年収を人と比べ、
アメリカ人は時給で人と比べる」ということです。
時給こそが基準であり、
いかに労働時間に対して付加価値を出せているかがポイントであるか、
ということです。
昨今、日本全体で「生産性向上」という言葉がバズワードになっていますが、
この考え方こそが今後のキーワードになると考えています。
サラリーマンであれば、
下記のような時給になると言われています。
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アルバイトの時給:800~10,000円
一般的なサラリーマン:3,000~5,000円
医師・歯科医師:20,000~30,000円
世界的なコンサルタントの時給:80,000円
-------------------------------------------
見て頂いてわかる通り、サラリーマンの場合、
時給に100倍の差が存在する訳です。
では、皆様のような経営者はどうでしょうか?
もちろん経営者は「24時間経営者」であり、
休みなどはないわけですが、
下記の視点で毎日、毎月何時間労働に割いているか考えてみてください。
①歯科医師
⇒技術研鑽のためのセミナー、移動時間
⇒歯科医師会などの関係団体
②経営者
⇒税理士、会計士、コンサルタントとの打ち合わせ
⇒銀行、信金などのやり取りや資金調達
③マネージメント
⇒スタッフ教育、面談など
⇒人財採用業務
⇒スタッフ評価
もし仮に、
年間労働時間3,000時間(※1か月250時間、1日10時間程度)で
時給が20,000円であれば、
年収は6,000万円ということなります。
先生方はいかがでしょうか?
もし、先生方の時給が10,000円など低い場合には、
①時間の使い方の見直しや効率性の追求
②そもそもの医院の収益性アップ、
③生産性の低い分野に関してアウトソーシングを行う
を考えて頂きたいと思います。
誤解があるといけませんので説明すると、
もちろん時期によって、時給の考え方は変わります。
30代で開業したばかりの時期の先生や若手ドクターは、
時給は低くなっても技術研鑽をすべきです。

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