教えることは教えられること

2013年07月12日 (金)

コラムテーマ:
その他

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の歯科チームです。
 
社会人として最初の3年間をどう過ごすかが大切
就職活動の説明会で、よくこの話を聞きました。
 
ただ、最近個人的に思っているのは、
3年間では長すぎるのではないかということです。
 
3年間を育成期間で考えているということは、
別の言い方をすれば、
会社の方針として半人前扱いをするということだと思うのです。
 
周囲の人間が半人前扱いしていては、
本人の成長スピードもそれにあったものになってしまいます。
 
「よくわからないし、先輩に任せておけばいい」
「この仕事はやったことがないから、やらない」
 
自分で考えることをせず、
上司や先輩の判断を仰ぐ仕事をしていては、
主体性は生まれません。
 
船井総研のコンサルタントの成長が早いのは、
他社が育成期間と考えているような時期でも、
責任のある仕事を任せる環境にも要因があると思います。
 
若手社員に仕事を任せることは、
ベテラン社員から見れば不安かもしれません。
 
「まだ○○は何もわかっていないから」
 
この状況を続けていくことは、
失敗こそ少ないかもしれませんが、
成長の機会も少なくなります。
 
あえて自分の発言や行動に、
責任を持たせる立場に追い込んだ方が、
圧倒的に成長は早いです。
 
さらに、成長させるための効果的な方法が、
仕事を「教える」立場にすることです。
 
誰かに教えるということは、
習得のレベルを高い水準まで持ってこなければいけません。
 
どのように話せばきちんと伝わるだろうと、
伝え方にも工夫をします。
 
仕事を教えた相手の動きをみていて、
良くないと思うことがあれば、
自分の行動も反省します。
 
「教える」という行為は、
教えているようにみえて、
実際に教えられているのは、
その人自身だと思うのです。
 
だから、3年間を教育されるというような考えではなく、
どんどん教える側に回った方が、
成長にもつながると感じています。
 
受け身ではなく、常に攻めの姿勢で。
 
私も現在入社2年目。
 
同じ3年間を過ごすにしても、
より中身のつまったものにしていきます。

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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