2016年歯科業界における診療報酬・保険点数について考える

2015年12月22日 (火)

コラムテーマ:
保険制度

みなさんこんにちは。

歯科医院経営コンサルティングチームの岡崎晃平(おかざきこうへい)です。

 

2015年も残すところ2週間を切り、

全国の歯科医院では年内に治療を済ませたいという方が続々と来院されているのではないでしょうか。

 

 

さて、本日のテーマ「診療報酬・保険定数の改定」についてです。

 

ご存じのとおり、2015年12月18日、政府は2016年国家予算編成と同時に2016年診療報酬改定の改定率を

全体でマイナス0.84%とすることが決定されました。

 

 

全体  ▲0.84%
本体  +0.49%
薬価  ▲1.22%
医材  ▲0.11%

 

 

上記のような数値です。

 

 

2006年以来のマイナス改定ですが、2014年診療報酬改定の消費税増税の上乗せ分があり、
全体では実質2回連続のマイナス改定です。
やはり長期トレンドでは「医療費削減」に向けて少しづつ動いていると言ったところでしょう。
では、歯科業界は一体どうなるのかというところですが、
12月21日、日本歯科医師会の臨時記者会見が開催され、
診療報酬本体 +0.49%
歯科  +0.61%
医科  +0.56%
調剤  +0.17%
薬価 ▲マイナス1.22%
材料価格 ▲0.11%
と報告されたようです。
前回の改定では、上記でも記載したように、
消費税分の上乗せ分があったため、今回は大きなプラスになったようです。
歯科業界自体の 診療報酬は、プラスの動きではありますが、
前々から大きな動きができるのではないかと言われているのが、
「補綴」の分野です。
前回の改定では4番・5番のCAD/CAN冠の保険適用が決定。
2015年10月にファイバーコアの保険適用が発表。
そして、遅かれ早かれ、
大臼歯の部分にも変化できることが予想されます。
ここまでくると、前回の改定の4番・5番のCAD/CAN冠の保険適用よりも大きなインパクトとなり、
自費補綴の立ち位置が明瞭な歯科医院さんにとっては、実際の収益に直結してくることになるでしょう。
大臼歯部分になればなるほど、
使用する補綴物の強度なども問題が出てくるため、
使用される歯科医師の皆様に判断難しくなるかと思います。
また、自費補綴のカウンセリングについても、
「銀or白」といった審美的アプローチでは通用しなくなりますし、
より健康面からのテクニカルなアプローチが必要となってくることが予想されます。
これから時流を先読みをして、
先手先手で動いていくことが今後の補綴マーケットのキーポイントとなるでしょう。
ぜひ自院でご検討ください。

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この記事を書いたコンサルタント

岡崎 晃平

プロフィール詳細

山形県出身。船井総研に入社以来、メディカルチームに配属され歯科医院を中心に、皮膚科・耳鼻咽喉科などのプロジェクトに携わる。
現在は、新規開業から医院活性化まで、幅広い経験と知識で多くの院長先生方より支持を受けている。
日々、“どんな時代になっても持続可能な歯科医院を創る”というコンサルティングモットーのもと、全国各地の歯科医院を行脚する、メディカルチーム有望の若手である。

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