歯科院長の時間管理技術

2008年05月05日 (月)

コラムテーマ:
業務効率化

こんばんは。
株式会社船井総合研究所  歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
常々思うことなのですが、歯科医院の院長先生に共通する特徴がある。
それは、色々なことに取り組もうとすると、とたんに時間がなくなってしまうということだ。
例えば、ホームページの新しい原稿を作ろうとする場合を考えて見ましょう、
普段は診療を行っているので、診療後に行うか、もしくは休日に行うことになる。
しかし、休日には各種勉強会、講習会に参加するとなるとそのような時間がなくなるということが多いようだ。
普段経営相談をさせていただいていて、多いのが「いや、実は2年前からやろうと思っていたんですけどね。まだできていないんですよ。」
といったご相談である。
ここでどうしたらよいか、考えなければいけないのは、「院長の仕事を徐々に役割分担していただく」体制を作っていくことだ。
院長があらゆる仕事をすることで、確かにクオリティは高く保つことができるが、なかなか次のステップに進むことができない。
現在は、スピード勝負なので、新しい取り組みに進めたい医院ほど、早く確実に成功する傾向になっている。
先ほど話した、、「院長の仕事を徐々に役割分担していただく」体制とはずばり、スタッフさんに仕事を任せていくことである。
ただし、いきなり、難しい仕事を任せてもなかなかできない。
徐々に慣らしていくことが大事である。
例えば、院長先生が、待合室に置いている雑誌を購入されているとすれば、これをスタッフさんにお願いするところからはじめてみてはいかがでしょうか?
ここでポイントなのが「丸投げしてしまわない」ということだ。
具体的に「主婦の人が読みそうな雑誌、若い女性が読みそうな雑誌、週刊誌は基本的に買わないこと」
というリクエストを出しておく。
こうすればきちんとやっていただくことができる。
これだけでも、院長先生の時間を30分くらいは生み出せるのではないだろうか。
最終的には、ホームページの原稿や、新しい患者を増やすための診療メニュー企画まで考えていただけるレベルになっていただければ、大成功といえるだろう。
院長先生の時間は、貴重であることを認識し、生産性の高い仕事に集中すべきである。
と私は考えます。
ご質問等ありましたらmatsutani@funaisoken.co.jp
㈱船井総合研究所 メディカルグループ 松谷直樹まで
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◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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