
歯科医院における宣伝広告費と費用対効果
皆さま、こんにちは。
船井総合研究所 歯科医院経営コンサルティングチームの小川 純平(オガワ ジュンペイ)でございます。
私は主に集患に焦点をあてたマーケティングを担当させていただいておりますが、
その中で、日々重要視していることが“歯科医院における宣伝広告費と費用対効果”です。
弊社としては、歯科医院における宣伝広告費(※)は、売上に対して3~5%程度。
また、新患の患者さま1人あたりの来院コストは5,000円以内が理想と考えております。
(※宣伝広告費には看板やWeb広告費、ポータルサイト登録料等が挙げられます。)
つまり、月々10万円の宣伝広告費をかけるのであれば、
1ヶ月で20人の新患の患者さまが来院されるのが理想ということです。
しかしながら、この宣伝広告費はあくまでも
保険診療の患者さまに焦点をあてた集患においていえることであり、
インプラントや自費義歯、矯正といった高度治療のマーケティングには
この5,000円以内という定義に当てはまりません。
もし、インプラントや自費義歯、矯正といった高度治療のマーケティングをお考えの方は、
一度、下記のような費用対効果をシュミレーションすることを広告会社等(もしくは弊社)に
ご相談いただければと思います。
(例)小児矯正の専門サイトを100万円かけて作成し、Web広告をかけた際の集患と売上予測
「人財難に光明〝業態転換が解?」
皆さん、こんにちは。
船井総研歯科チームの川口克洋です。
まず最初に皆様に御礼をさせて頂きます。
昨日開催させ頂きました、「訪問歯科オンラインセミナー」ですが
メルマガ告知5時間で30名の満席となりました。
あいにく、満席の為お断りさせて頂いた皆様は以下をご覧下さい。
http://funai-dental.com/lp/houmonshika/syokushien/
では、本題に入りたいと思います。
最近、私の顧問先でもそうですが「人が採れない…」との相談を頂く医院様と
そうでない医院様の違いが少しずつ見えてきました。
では、その答えに行く前に現在の需給ギャップ
(※総需要は国内総生産と同じで、供給力は国内の労働力や製造設備などから推計)
を見てみると、2016年度で248万人不足しております。
では、今後はどうなるのか。2025年度には583万人不足されると予想されております。
(出典:パーソナル研究所 労働市場の未来推計)
つまり、現在より2.3倍の労働力が不足される可能性がございます。
表記を踏まえると、今後も採用難で苦しむ時代は続くでしょう。
同じ医療業界の事例ですと、調剤薬局では薬剤師不足により
M&A等で売却する例が増加しております。
もはや他人事ではなくなりつつあります。
しかし、これは医療業界だけではありません。
特に一番如実なのは、飲食業界でしょうか。
例えば、鳥貴族。
最近値上がりになりましたが、こちらも人手不足が要因の一つと聞いております。
そんな中、上手くいっている事例があります。
焼肉屋から、業態転換した肉バルです。
「ビールと、肉」から「ワインとステーキへ」
「大衆屋のイメージ」を「オシャレ、カッコ良い」への転換に成功し
集客、採用共に成功しております。
肉バルに業態転換したのは、集客の為もありますが、実は、求職者目線での
取り組みと考えると面白いものです。
これを歯科医院に置き換えてみましょう。
まずは、集患。これは2025年までには通院可能層が3割減になると
予想されております。
そして、求職者は?
と考えると増えると言うことは現実的ではないことを
皆さんも感じていると思います。
では、どうするか。歯科医院でも業態転換を交えた医院作りを
行い、求職者が働きやすい環境を真剣に考えなくて
行けなくなってきてるのではないでしょうか。
例えば、受付、カウンセリングは人が行わず、ロボットにやって頂くなど、
人からロボットへ業態転換する。しかし、これはまだ現実的ではありませんが、
そう遠くはないと感じております。
一番現実的なのは、外に出ていく(訪問)事に業態を転換していく事です。
業態を変えることで外来、訪問双方の有資格者を募集できます。
そして、
「3時間限定ママさん医師、衛生士」や、
「外来でバリバリ働く気はないけど訪問なら!とのセミリタイヤ医師」
などの採用が可能です。
また、外来診療だけでは今後が不安… なんか物足りないと言った従業員様の
新たな活躍の場として「働き甲斐」にも繋がります。
とは言ってもいきなり訪問はできない…とお感じの院長先生も多いと思います。
理由は大きく分け、以下の3点が挙げられます。
①そもそも、収益的にどうなの?
②集客ってできるの?どれくらいで訪問部門が立ち上がるの?
③人がいないけど何人いたらできるの?
表記のお悩みをお持ちの方は以下のURLをご参照下さい。
http://funai-dental.com/lp/houmonshika/syokushien/
次号では
「訪問診療立ち上げるにあたっての集客方法と、収益面をお話しさせて頂きます」
【報酬改定】訪衛指の区分見直しなど
皆さんこんにちは。
船井総研歯科チームの磯野です。
先立ってFacebookで取り上げましたが、
衛生指導料の区分見直しなど、報酬改定の論旨が色々と出てきました。
特に今回は訪問歯科診療について大きくまた見直しがなされそうです。
この感じは訪衛指(居療指)、急性対応加算などは大きく影響が出るかと思われます。
摂食嚥下機能療法も算定困難な事由から見直される訳ですが、
いずれも様々な歯科医院の訪問診療を現場で直接見てきて、口腔内状況と診療内容と時間の整合性における歪みが非常に大きい。
財源バランスを見ながら実態に即した移行運用方法が地域包括に向けてのポイントとなると思います。
先日は、中央社会保険医療協議会(中医協)から発表された「医療機器に係る保険適用決定区分及び価格(案)」の中で、第一大臼歯へのハイブリッドレジンCAD/CAM冠が12月より保険収載予定との記載もありました。
恐らくこちらも近日中に詳細が公表されるはずです。
私のFacebookでは比較的早く情報が届けられると思いますので、良ければ申請頂ければと思います。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100014996230663
Webサイトの検索順位を上げるポイント③(サイトのレイアウト編)
皆様、こんにちは。
船井総合研究所 歯科医院経営コンサルティングチームの
谷口 竜都(タニグチ リュウト)でございます。
本日は、「Webサイトの検索順位の上げるポイント③(サイトのレイアウト編)」について、書かせていただきます。
(※無料サイト分析のお申込も、最下部にあります)
<Webシリーズ>
・Webサイトの検索順位を上げるポイント①(概念編)
(http://funai-dental.com/321-63/)
・Webサイトの検索順位を上げるポイント②(ユーザーファースト編)
(http://funai-dental.com/425-19/)
本日は、サイトのレイアウトについて記載させていただきます。
「サイトのレイアウトって、サイト制作会社さんにお任せじゃないの?」
そう思われた方も、いらっしゃるかもしれません。
実は、サイトは生き物のようで、実際にアップして患者様の目に触れるまで
どれほどの効果が出るのかは分かりません。(※高い効果が出るようにしてはいます)
実際にアップ後に効果を検証し、レイアウト変更やコンテンツ追加を行う必要があります。
日々、ご支援先の効果検証をさせていただいている私からサイトのレイアウトに
ついていくつか記載いたしますので、ご参考としていただければと思います。
ただし、サイトというのは各医院様によって全く異なりますし、
打ち出す診療科目によってもレイアウトや気を付けるべきことは違ってきます。
「うちの医院のホームページはどうなの?」
「これからサイトを作るんだけど、何に気を付けたら良いの?」
とお考えの方は、是非ホームページを無料で診断(http://ur2.link/EZRr)
させていただきますので、お申し込みいただければと思います。
下記は、共通する点と診療科目ごとに気を付けるべき点について記載しております。
<共通>
①スマホサイトは必ず制作する
⇒歯科関連のキーワードで、平均73%がスマホを使用して検索されています。
確実にスマホサイトを制作しましょう。
②フローティングバナーを設置する
⇒どのページを見ていても、ページの下部であっても、常に表示されている
画面上に固定されているボタンの事です。
「WEB予約(WEB無料相談)」「電話番号」「TOP」の3つを設置しましょう。
③ファーストページビューで全て完結できるようにする
⇒ファーストページビューとは、クリックした瞬間の画面のこと、要するに最初に見る
画面のことです。
現在のスマホユーザーは、1日に平均150回スマホを見ますが、
その1回あたりは1分11秒しか見ないとのことです。
ですので、パッと見た時に欲しい情報が手に入りアクション(=予約、相談)を
起こしやすいレイアウトにしなければなりません。
ですので、必ずファーストページビューに「何のサイトなのか」「どんな歯医者か」
「WEB予約」「電話番号」「全メニュー」を設置しましょう。
④出来るだけ1ページを長くする
⇒スマホユーザーが最も嫌うのは、ページの遷移です。
ロード時間が発生するためです。
スクロールするだけで完結するようにしましょう。
⑤メール相談、Web予約のように電話以外の窓口を用意する
⇒空いた時間、電車に乗っている最中、会社内、など今はどこでもWebと繋がっており、
いつでもどこでも購入できるのが当たり前になっています。
この当たり前と言う感覚は、歯科業界においても同様に湧き起こりますので、
歯科医院のサイトにも予約対応できるようにしておきましょう。
<診療科目別>
- 一般歯科サイト
①スタッフ紹介を情報量多くする
②スタッフ写真を多く散りばめる
⇒対象:全患者様
最も見られるページは、「院長・スタッフ紹介」のページです。
医療行為を安心して受けたいため、事前にどんな方が治療をしてくれるのか、
スタッフさんは優しく接してくれるかなどを確認するためです。
- 欠損系サイト
①暖色を使わない
②フォントサイズを大きくする
③横文字を使用しない
④デザイン性を高くし過ぎない
⑤無料メール相談を設置する
⇒対象:高齢者
ご高齢者の方々は暖色系や小さい字が見えにくいため、
フォントカラー・サイズを配慮し、見やすくします。
また、横文字を減らし、日本語中心にすることで理解しやすくします。
- 小児矯正系サイト
①3色以上使う
②Q&Aを上部に設置する
③無料メール相談を設置する
⇒対象:0~6歳のお子様がいるお母様
出来るだけ明るく、「怖い」「痛い」のイメージを払拭します。
小児矯正は、特に認知度が低く、さらにはそもそも自分の子は必要かどうか、
平均価格など全く情報が無い状態です。
ですので、サイトの上部にはQ&Aを設置しておくのが良いです。
以上です。
あくまで、上記はほんの一部記載したものであり、
サイトのレイアウトとは、非常に奥が深いものでございます。
上記も踏まえて、貴院のサイト分析を無料でさせていただきますので、
下記のURLからお申込ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
谷口 竜都(タニグチ リュウト)
「87.9%の医院様が訪問歯科に興味あり?〝訪問歯科参入プログラム”のご案内」
皆さん、こんにちは。
船井総研歯科チームの川口克洋です。
まずは前回の弊社「歯科医院研究会」で大好評だった
訪問歯科参入プログラムのご案内をさせて頂きます。以下をご覧下さい。
<要望多数でついに実現!
訪問歯科参入プログラムのご案内>
http://funai-dental.com/lp/houmonshika/entry/
突然ですが、皆様の地域における高齢化比率(総人口に占める65歳以上の人口)はどの位でしょうか?
全国平均は27.3%(※H 28/10/01現在)であり、ベスト3は
1位 秋田県(32.6%)
2位 高知県(32.2%)
3位 島根県(31.8%) 36.4 となっております。
つまり、皆様の医院近隣でも3人に1人は高齢者になってきていると言う事です。
こういった背景からも、
「最近、患者様の高齢化比率が上がってきたな…」
とのお声を頂戴するケースが多くなってきました。
今後を見据えると
〝高齢化を見据えた医院作り”が必須となります。
自院(外来)だけではなく、外(訪問)に出ての診療は
古くから、来て下さっている患者様の為にも、必要な診療の一部であると多くの経営者様が
感じていられると思います。
その証拠に、先日弊社「歯科医院研究会」で訪問歯科参入に興味があるか?
のヒアリングをさせて頂いた際、
200弱いる会員様でも、87.9%の方が興味有とつけて頂きました。
とは言っても訪問歯科を始めようと思っても…と感じている経営様も多いと思います。
そのお悩みは大きく分け、以下の3つに分類されると思います。
①そもそも、何から取り組めば良いかわからないし、外来患者様で対象の方がいるのだけど
介護保険や、請求方法がわからない方
②外来でのチェアはもう増やせず、訪問での柱も立ち上げたいが
収益的にどうなんだろうと疑問をお持ちな方
③訪問歯科を行いたいが、人員が不足している方
そこで、弊社船井総研として2018年度から訪問歯科、未経験医院様を対象に
「訪問歯科参入プログラム」を実施致します。
http://funai-dental.com/lp/houmonshika/entry/
実際に訪問歯科参入する事のメリットで、良くお聞きするのは以下の3つであると感じます。
①.外来で自分の理念に沿った経営ができる
訪問歯科はストックビジネス(毎月安定した収益)でございます。
その為外来とは違い
・来月新患何名来るかな?
・自費はどの位出るかな?など気にすることはありません。
このストックビジネスが立ち上がると、経営が安定してきて自分が行いたい診療体制を
構築している医院様を数多く見させて頂いております。
②.採用が行いやすい
皆様の医院様でも採用ができず困っている医院様も多いんではないでしょうか?
訪問歯科を行うことで、働き方の多様化ができます。
その為、例えば
〝午前中3時間だけ勤務、ママさん歯科医師、衛生士”
〝セミリタイヤでゆっくり働きたい歯科医師”
などの雇用でも十分収益が出ることから、働きやすい環境が整います。
3.地域貢献できる
なんと言ってもここが一番重要なのではないでしょうか?
自院に来て下さる、患者様を最後まで診ていく事が歯科医師の務め
と感じている経営者様とも多くお会いします。
私自身、
歯科・医科・調剤薬局における「在宅医療」のコンサルティングを日々全国で行わせて頂いております
その際、多くの経営者様が
皆多職種で連携し、自分の身内が要介護者になった時に
「安心して預けられる在宅医療」構築に向け取り組んでおります。
是非、皆様がその一員としての取り組む際の、一歩となれれば幸いです。
今回では収益面には触れておりませんが、
次回は
「数値で読み解く〝ユニット一台生産性”<〝車両一台生産性”の時代」
についてお話しさせて頂ければと思います。
