低単価商品と安売りの違い

2010年12月09日 (木)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆さん、こんにちは。

船井総研 メディカルグループ 歯科コンサルタントチーム。

昨日は、兵庫クライアントさんの忘年会に参加させていただき、

鉄板焼きをご馳走になりました。

歯科コンサルタントチームの医療コンサル珍道中日記-鉄板焼き

高級感もありながら、夫婦で営んでいるので、アットホーム感がある最高のお店でした。

数字も昨年度超えを果たし、スタッフのボーナスも増え、院長先生、スタッフみんな大満足でした。

今日は大阪の医療機関のご支援をしてきました。

本日は、「低単価商品と安売りの違い」についてお話します。

どこのコマーシャルかは忘れましたが、

「安いものは好きだけど、安っぽいものは嫌い」というフレーズを耳にしました。

これは、今の時代の消費者思考を物語っていると感じます。

リーマンショック直後は、

一気に財布の紐が締まり、安っぽいものでも売れる時代がありました。

しかし、今は少し違います。

”安さ”だけでは、消費者はくいつきません。

商品自体の”価値”をしっかりと見極める習慣性がついてきたのです。

「安いもの」には価値があり、

「安っぽいもの」には価値はないのです。

つまり、低単価商品を売り出すときは、必ず価値と価格のバランスを考えなくてはなりません。

商品の魅力度は、価値/価格で我々は表します。

低単価になればなるほど、商品の魅力度を高くすることが基本です。

つまり、

高単価のインプラントの魅力度=100/100=1とします。

そうすると、

低単価自費のホワイトニングの魅力度=20/10=2となるようにしていかなくてはならないのです。

どういうことか。

よく、「下限商品でその店の質が決まる」といいます。

下限商品とは、一番安い商品です。

居酒屋であれば、お通しがこれにあたります。

お通しで手を抜くところは、大体料理もそこそこのお店が多いです。

それでは、歯科ではどうでしょう。

歯科医院での下限商品とは、まさに、「保険診療」がこれにあてはまります。

つまり、保険診療に価値を付加することで、

信頼性、安心感が高まり、自費につながったり、メンテナンスにつながったりするわけです。

よくドクターから聞く言葉が

「保険なんて」、「保険診療だと生産性が合わない」・・・

こんな考え方では、先がありません。

下限商品である「保険診療」こそ、丁寧な治療を心がけていきましょう。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。

心から感謝しております。

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yoshichika-tozawa@funaisoken.co.jp
担当:歯科コンサルタントチーム

◾️この記事を書いたコンサルタント

歯科コンサルタントチーム

プロフィール詳細

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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