歯科医院の大入り制度は有効か?

2008年02月05日 (火)

コラムテーマ:
マネジメント(評価 モチベーション)

こんばんは。
株式会社船井総合研究所 歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹です。
毎月5件~10件くらいの経営相談を行っているのですが、良くこのようなご質問をいただくことがあります。
「大入り袋をしようと思うんですが、どう思われますか?」
実はこの質問は非常に難しいです。
なぜなら、大入り袋は有効なときと導入しても有効でないときがあるからなんです。
どういうことかというと「大入り袋」はスタッフさんのモチベーションがある程度高く、
具体的に何をしたらよいか、何を求められているかということがはっきり定まっている場合にのみ有効なのです。
だから、上記の質問に対して、答えようとしますと、
『大入り袋を導入すれば、スタッフさんのモチベーションが確実に向上する・・・と考えて導入するのではなく、「具体的に何をして欲しいか」が明確で、かつ、ある程度意欲的なスタッフさんがいらっしゃる場合に有効です。』
と私は回答すると思います。
そもそも何のために大入り袋を挿入するのか?を考えてみてください。
「がんばって仕事をしてくれる人に報いる制度をつくるため」
ではないでしょうか。
これがはっきりしていれば、導入することで大変有効な結果が得られると思います!
目先のノウハウばかりを追い求めるのではなく、「何のためにこれをするのか」を今一度、考えてから、取り入れる。
それを続けていくことがすばらしい結果を出していくことにつながると思います。
 

 
 

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

LINEはじめました!

LINE友だち登録で、歯科経営専門コンサルタントのコラムを読むことができます!

LINEはじめました!

無料経営相談受付中!

オンライン経営相談ページはこちら

メールマガジンのご案内

歯科医院経営コンサルティングレポート~船井流1000院からの成功事例報告~

歯科医院コンサルティング実績10年! 現場で積み上げた歯科経営成功事例満載のメールマガジンです。自費UP、増患、ホームページ対策、スタッフ育成、組織づくりなど、読んだ院長だけが得をする「3分でわかるノウハウ」を大公開します。

同じテーマで記事を探す

医療・介護向けM&A

×

医療・介護向けM&A

×