歯科医院の看板戦略での増患

2009年02月21日 (土)

コラムテーマ:
院外マーケティング

こんばんは。株式会社船井総合研究所  歯科医院 経営コンサルタントの松谷直樹 です。
新患が少ないのですが、どのようにすればよいかというご質問を受けます。
まず、その際に、お話しているのが、新患の来院ルートを把握いきましょうということです。
具体的には、知り合いからの紹介、家族からの紹介、看板、ホームページ、タウンページ、書籍、雑誌、あたりが考えられます。
これらを問診表で把握していきましょう。ということを申し上げています。
相談先のA院は、看板からの数値が極端に少なかったのですが、3ヶ月くらいに1名くらいだということでした。
歯科医院の場合、看板からの集患は月間5名以上いれば、合格と考えてよろしいかと思います。
(もちろん立地によりますが・・・)
そもそも歯科医院の看板とは、何のためにあるのでしょうか、ということを考える必要があります。
ブランド力アップ、イメージアップ、医院と駐車場がここにあることの告知・・・
私は、最も優先順位の高い目的は「集患」ということにあると、思います。
極端にいいますと、イメージが大変よいものでも、患者さんが全く来ません・・・というのでは、看板の費用対効果は全く無いと考えています。
看板は決して、安価なものではないですよね。
しっかりと考えて、作成するべきだと考えます。
何点かポイントを上げてみましょう。
1.歯科医院だということが遠くから見てもわかる看板か
まず重要なのは「歯科医院名」ではなく、「歯科医院」がそこにあるという看板かということです。
極端に言いますと医院の名前は患者さんの関心事ではなく、歯科医院に関心があるということです。
具体的には歯科、という文字がわかりやすいか、歯や歯ブラシのようなイラストを活用し、歯科を連想させるものになっているかということです。
大きさも大きい方がよりわかりやすくなります。
2.明るい色(暖色系)を使用しているか
どちらかというと明るい色、オレンジ、ベージュ、明るい緑色・・・等の明るい色をオススメいています。理由は明るい方が目立つからです。それだけの理由です。
3.自院のターゲット患者層と合致した、イメージ、自体、イラスト、が入っているか。
ファミリー対象なら、家族を連想するイラスト、お子様に受け入れられるような漫画調のイラスト、やわらかい自体を活用すべきでしょう。
審美、系成人女性を対象にするならば、シャープな自体、落ちついた色、(茶色系)が望ましいでしょう。
4.自院の特徴が何らかの形でわかるようになっているか
診療時間が8時などまで行っているなら、入れるべきでしょう。
診療科目も入れるべきでしょう。
ファミリーターゲットなら必ず小児歯科と入れるべきでしょう。(小児歯科を標榜していないと小児歯科ができないと思っている母親も一定数いると思われます)
(医療広告法の範囲内行うことに注意しましょう)
このあたりのポイントが押さえられていれば、集患できる看板となっているはずです。
 

 
 

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歯科経営のご相談ご質問、歯科医院コンサルティングの質問等ありましたら下記アドレスまでお願いいたします。

matsutani@funaisoken.co.jp

 

◾️この記事を書いたコンサルタント

松谷 直樹

プロフィール詳細

売上、利益の向上を大切にしながらも、「本当に患者さんに喜んでもらえる歯科医院作り」をコンサルティングの第一の目的に している。 「歯科医院は患者さんに喜んでもらえるためにある」「経営ノウハウは患者さんに喜ばれるような歯科医院作りのために活用するべきだ」という信念を元にコン サルティングを実施。 実現可能な提案と口頭だけでなく提案内容を実際に現場に落とし込み、実行するコンサルティングのスタイルを実行している。

◾️監修コンサルタント

歯科・治療院・エステ支援部
マネージングディレクター

松谷 直樹

2000年株式会社船井総合研究所入社。2004年より歯科コンサルティングに携わる。
開業クリニックから日本有数規模の医療法人グループまでコンサルティングを行っている。コンサルティングのモットーは患者様が「この医院を選んでよかった」と思っていただけるような歯科医院づくり。長期にわたるコンサルティング契約先が多く、15年以上契約している歯科医院もある。
歯科医師会、各種スタディグループ、各種歯科企業での講演実績多数。ビジネス雑誌プレジデント誌における歯科特集への寄稿、デンタルダイヤモンド誌での連載実績、クオキャリア、Ciメディカル、FEED等の各種歯科企業発行機関紙への寄稿実績あり。

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