(相談多数)「か強診の新基準は『余裕をもって』クリアできていますか?」

いつもお世話になっております、訪問歯科チームの若木伸文です。
お盆休みをとられた医院様も多くあったかと思いますが、いかがお過ごしでしたでしょうか。
帰省や旅行、ご家族サービスなどお休みとはいえ忙しく過ごされた先生方も多いかと思いますが、
2019年の後半戦、来年を見通し、計画の見直しや想いを新たにされている頃かとお察しします。
後半戦以降を考える際、近頃多くご相談をいただく内容としては、やはり
来年の診療報酬改定、また、昨年改訂の際の『か強診に関する猶予期間について』
です。
訪問実績が1件から5件へ、他にも地域包括ケアの推進に関する諸項目が追加され、
厚労省の方針として一層、『(喫緊の課題である超高齢化対応の要請に応え)
地域の在宅医療に貢献するなら、予防で評価する』、という方針が強化されました。
いかがでしょうか?現行の5件の訪問件数は言うに及ばず、
・今後、必要件数が増えた場合にも対応できる紹介元は確保できていますでしょうか?
 (定期的に紹介をいただけるケアマネ事業所や協力の介護施設など)
・地域ケア会議には参加されましたでしょうか?
・介護認定審査員のご経験は?
・選択式の項目は11項目ございますが、現行の3つは余裕をもってクリアできているか?
 (研修参加だけでクリアしていないか)
船井総研の歯科経営研究会の2019年7月例会において、
『歯科衛生士1名あたり月間20万点へ~生産性の高い歯科医院が取り組んでいることとは?~』
と題した講座が好評を集め、歯科衛生士の生産性向上は規模を問わず、
ほとんどの歯科医院様にとって今後の医院経営を考えるにあたって、最重要の項目の一つである点を実感しました。
そして、ここを目指すためにはSPTⅡの取組みが必要不可欠である点は言うに及びません。
したがって、か強診の施設基準については、訪問歯科に本気で取り組む、そうでない、ではなく、
外来の更なる充実もしくは維持のため、余裕をもってクリアして行く必要があります。
今時点で未だ、旧基準の猶予期間中にある医院様は対応をお急ぎください。
また、新基準をクリアしている医院様においても、訪問件数が5⇒10件になったらどうか、選択項目が増えたらどうか、
と考え、先手先手で取り組みを進めていただければ安心です。
最後に、上記で触れた介護認定審査員ですが、前回改定付近に、
私のクライアント様の地域では10件近い医院様から申し込みがあったと記憶しています。
この地域でもそうでしたが、通常、エリアの歯科医院は1件がこれを受任します。
要は手をこまねいていては遅いという訳ですが、成熟期に差し掛かった在宅医療の新規参入は簡単ではありませんし、
外来とは異なるノウハウを必要とします。船井総研ではこの秋、下記のセミナーを行いますので、参考として頂けましたら幸いです。
https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-dental/seminar/046383_lp/
こちらの医院様では訪問未取組から3か月で分院レベルの売上を確立。これだけでも驚きですが、歯科助手様をはじめとしたスタッフ様方で
取り組みを推進している点が注目に値します(勿論、院長先生の優れた先見の明、舵取りがある点は言うに及ばずです)。
か強診のおまけの訪問診療も否定しませんが、ここまで至るとこの先の近隣地域での先行者利益を享受できることは間違いありません。
お読みいただき、誠にありがとうございました。
【執筆者:若木伸文】

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